【日本一時帰国】福岡に戻って一か月想うこと

東京隔離生活2週間を終え、福岡の実家に帰ってきてから早くも1か月が経過しました。

本当は5月3日、本日のフライトでアムステルダム経由バルセロナ行きの飛行機に乗りバルセロナに戻る予定でしたが5月17日に変更しました。

目まぐるしく状況が変わる中、スペイン時間で一日5時間のオンライン授業を受けていて、ようやく人事マネジメント修士のメインコースを今週木曜日に終えることができました。後半はほぼ8割程度がオンラインWebinarでの授業でした。人事マネジメントの授業はどのクラスもグループでの課題、プロジェクトが中心なので、オンラインでのコミュニケーションでは難しさも感じながらクラスメイトと協力し合い乗り越えました。

結局このままオンラインでマイナーの授業を5月18日から二週間ほど受け、修士論文の発表もオンライン、卒業式もオンラインとなりそうです。

人事マネジメント修士の授業では、Talent Management、Compensation and Benefits、HR Policies、Positive Psychology、Leadership、HR Trends、Global HR Strategiesなどの授業を受けました。

その中で、どのくらすでも俊敏に変化し、先が見えないあいまいなビジネス環境の中で組織をどう構築し、モチベーションを高め、強く成長し危機を乗り越えていくかというテーマは常に教授からいろんな角度で問われていたのですが、今回コロナ危機が一気に世界中に広がり、スペインはヨーロッパの中でも被害が最も大きな国となりました。

"The Future is Here"

将来の変化のために学び考え成長しようと話していた数日後にロックダウンが起こり、未来はいまここにあります。

卒業後の進路を虎視眈々と頭の中で計画していたのですが、ちょっと方向転換し違う形でチャレンジできないかと行動しています。

今回ばかりは、日本の景気が悪いのでアジアへ、ヨーロッパの景気が悪いので日本にとはいかず、過去の経済危機や天災などとも違い長期的に全範囲での影響が見えるので多方面でバックアッププランを用意しながら行動するしかありません。

福岡に戻ってから、母が大変お世話になっていた方が63歳でがんで亡くなりました。私も最後に病床へ挨拶へ伺うことができました。

5年ほどぶりに母のお誕生日を一緒に祝うことができました。1か月以上も実家で過ごすこともなかなかできないことなので、母と娘二人きりの関係もいまだに心を悩ませるときもありますが、これもとても大切な時間を与えてもらえたと理解しています。

母は70歳を超え、いまだに現役で美容師をしているので比較的若々しく元気ではありますが、年を取ったと感じる場面もあり、娘を応援したい気持ちがある一方で今回初めて「日本に戻ってきてほしい」とぼやく場面もありました。

すべてのことには意味があるので、コロナウィルスのロックダウンで日本へ緊急帰国したことも、これから進む道への道しるべなのだと思います。

これから大きく生活や生き方、キャリア構築、環境との付き合い方、いろんな価値観が変わるので、与えられる事実や運命とうまく付き合いながら自己実現していきたいですし、何より幸せに進んでいきたいものです。