7/20
朝起きる。
半年ぶりの連絡が届いていた。
前日のドロドロを少し引きずっていたので読むだけ読んだ。
小さな蜘蛛の左の一番大きい脚は無かった。
スポーツドリンクをティッシュに吸わせて、蜘蛛の近くに置いていた。
小さいお皿に移した時に蜘蛛が仰向けになったのでティッシュで助けた。
動くことはなかった。
助けたときのあのジタバタが最後だった。
呑気に蜘蛛の名前を調べていたあの時間がダメだったのだろうか。
半年ぶりの返信をした。
自転車で旅をしたことがあるので、行く方も待つ方も今なら少しわかる。
人の変化が自分を苦しめることがある。動けなくなる比較。
前日のドロドロも「なぜこの瞬間を見てしまったのだろう」と思った。
俺だけが置いて行かれてる気分になる。
たまに思う。その時の選択は実は「最善」だったのではないのかと。
最近はよく小さな後悔をする。行動して数分後に後悔する。
それでも多分、積極的に動くべきなのだろう。
事実、どうしようもないことはある。
正直、泣くし、甘えたいし、何も考えたくない。
でも、また楽しいことがあるかもしれない。