箱入り娘がドバイで2週間寮生活してみた①~初の長時間フライト~
1.人生初の長時間フライト予約
これまで韓国と台湾しか行ったことのない私。
こういった目的地だと、出発日時と空港さえ選べば迷う余地なく、観光するのにちょうどいい時間のフライトを選べばいいものの…
日本からドバイへでてる便のなんて多様なこと。
香港経由、シンガポール経由、中国経由、インド経由、フィリピン経由、カタール経由、ドーハ経由…どんだけ経由するねん。
トランジットだけで世界旅行でもするのかしら。
とにかく何をどうやって選べばいいのかわからない。そんな私が選んだ方法は…
泣く子も黙る天下の奥義 必殺 最安値 検索
でした。金なし大学院生はこれしか勝ちません。
そこででてきた二つの候補がマニラ経由と上海経由。
どちらも燃油チャージ料等全て込みで往復12万弱。(もっと事前に予約しておくべきでした…「あとであとで」としていたら気づけば渡航2週間前。直前に予約したせいで割高になってしまいました泣)
マニラの方は深夜にドバイ着、上海の方は19時すぎ着と後者の方が都合のいい時間帯だったため、今回は中国東方航空の上海経由を利用することに。
この選択が、のちに私をとんでもなく不安にさせるのでした…
2.中国東方航空について
箱入り娘、疑うことを知らないので「中国の航空会社?大丈夫?」というドバイ現地で出会った大学生が持つ感覚は無に等しく。
むしろ「中国ってでかい国だしちゃんとやってくれるでしょ☆」といった感じでした。
とはいえ長時間フライトも乗り継ぎも初めての私は不安になり、航空会社名を検索すると…
「中国東方航空 遅延」
「中国東方航空 キャンセル」
「中国東方航空 事故」「やばい」
「中国東方航空 難易度 SSS」←!?
出るわ出るわ不安になる検索候補。
いくつか記事を読むところ、どうやら中国東方航空は遅延がデフォルトのよう。
「乗り継ぎ2時間は絶対無理」との記載も。
私乗り継ぎ1時間半なんですけど…。
しかも乗り継ぎ失敗した場合は翌日の別便、それもどうやらカウンターで交渉しないといけないとかなんとか…
「オワタ」
この時、何も調べず安さだけを頼りに予約した自分を激しく後悔しました。
とにかく遅延を前提に、「どうしても明日までに到着しないといけない」という旨を英語で伝える練習を始め出します。
出発前から大きな不安に駆られましたが、実際のフライトはいかに。
2.いざ搭乗。乗り継ぎは…
そんなこんなで搭乗前から「乗り継ぎができるかどうか」の不安がとんでも無かったのですが、
結論から言うと私の便では乗り継ぎは余裕でした。
定刻に出発でき、到着は飛行機が混み合ってることもあり20分遅れ、乗り継ぎ時間は1時間ちょっと。
結構焦りましたが、Transferの表示にひたすら突き進み、途中どちらに進めば良いかわからない所もあったものの空港職員の方が愛想良く教えてくださいました。(結構意外だった…!冷たいイメージがあったので)
「搭乗券記載のゲートが行ってみたら急に変わってることがある」
と言う情報も事前に仕入れていたので確認したところ、しっかり変わってました。笑
よしよし、ここまでは想定範囲内。
結果、乗り継ぎ便まで30分ほど時間を持て余し、空港内の写真を撮るなどしてゆっくり過ごせました。
浦東空港のいたるところにある給水機も面白かったです。
普通に飲料用の水なのですが、入れるコップがなぜか逆三角形で。
尿検査のコップ?と一瞬なりました。(怒られろ)
3.機内食
関西空港→浦東空港(上海) で1回、浦東空港→ドバイ国際空港で2回機内食をいただきました。
Beef or Chicken?しか知らなかったので、
chicken rice or beef noodle?とか聞かれましたがよく分かんないので適当に選びました。
周りは中国人だらけなので、私も当たり前のように中国語で話しかけられます。
「English please」と言うと「あ〜ごめんなさい!」的な感じで微笑んでくれました。これまた意外だった。後のトラブルの時もそうですが、客室乗務員のみなさんとても愛想良くて優しかったです…。
機内食はあまり美味しくないと噂でしたが、私は全然食べられました。
量が多いので全て食べきれませんでしたが…
3食目の黄色いマンゴーみたいな果物もさっぱりしてありがたかったです。
あと食事のたびについてくる塩がきいたピーナッツも美味しい。食べきれないのでドバイに持ち込みました。
3.ちょっとしたトラブル
トラブルというほどでもありませんが、機内でワイヤレスイヤホンを無くしてしまい…
ほんの一瞬、耳から外れて探すも見つからず。
焦った私は目の前にいた乗務員さんに「すみません、イヤホンを無くしてしまって…」と英語で話しかけました。
すると「あ〜!わかりました」的な感じで一緒に探してくれました。
座席を外したり前後隣の席にも協力してもらって探し、なぜか他の客室乗務員の方も呼んであたり一帯総出でイヤホンを探しました。
けど結局見つからず…。
たいへんよく探してくれたのでさすがにこれ以上探しても無理だろうなと思い「もう大丈夫、ありがとう」と言って諦めました。
その後も何人かの乗務員さんに「イヤホン見つかった?」と声をかけてもらいました。
飛行機を降りる前にも声をかけてくれ、英語で「降車が終わった後、私たちは一生懸命あなたのイヤホンを探します。」と言ってくれました。
思わず「うわあん、シェイシェイ(ダ⚪︎ソーの安いイヤホンなのにここまで騒いでごめんなさいの気持ち)」と感謝を述べ、イヤホン片方を機内のどこかに残しドバイに到着したのでした……