キャリア選択ウソほんと
こんにちは!
子どもに伝えたいお金にまつわる話をしている、ゆうとすです!
本日は、「キャリア選択ウソほんと」というテーマで紹介します。
出典:4021の研究データが導き出す「科学的な適職」
▼ 仕事選びにもっとリサーチを
前提として、2つの問題があって、
1 人の脳には、職業を選ぶためのプログラムが備わっていない
人の歴史では、ずっと職業選択と縁のない生活をしていました。
原始時代に生まれてたら、四の五のいわずに部族の一員として狩りに精を出すしか生きる道はなくて。
中世ヨーロッパに生まれてたら、農奴として一生を終えたかもしれません。
人が職業を選べるようになったのは、19世紀に入ってからで、歴史の9割以上を「仕事選択」とは無縁でした。
そのため、ひとの脳ミソには、「複数に分岐した未来の可能性」をうまく処理するための能力が進化してません。
どういうことかというと、
現代的な悩みに私たちの脳は適応していないので、大量の選択肢を前に不安や混乱が押し寄せてきたります。
また、ようやく慣れたとおもったら、人生100年時代、ロールモデルがない時代といわれ、迷いがふえています。
2 人の脳には、適職選びを間違った方向に導く「バグ」が存在している
バクの正体は、偏見、思い込み、思考のゆがみ、不合理などエラーが発生しています。
むずかしい決断をできるだけ避けようとする心理傾向である「利用可能性ヒューリスティック」、
あきらかに現状を変えたほうがいいけどこのままでいたい「現状維持バイアス」、
夢が叶ったあとの感情を高く見積もりすぎた結果として大きな落胆を味わう「インパクト・バイアス」など
▼ 間違ったアドバイス
1 好きを仕事にする
2 給料の多さで選ぶ
3 業界や業種で選ぶ
4 仕事の楽さで選ぶ
5 性格テストで選ぶ
6 直観で選ぶ
7 適正にあった仕事を求める
実はこれら7つすべて間違いといわれていて、長期的な人生の満足度には関係がなく、幻想です。
その仕事に情熱をもてるかどうかは、あなたが人生で注いだリソースの量に比例するそうです。
ひっくりかえりそうですが、
「なんとなくやってみたら楽しくなってきた」からみつかるといった感覚からはじまる穏やかなプロセスこそが『天職』で、
また、
お金をもつほど「限界効用」がさがると言われていて、モノやサービスが増えるほどそこから得られるメリットが下がってしまう現象です。
どれだけビールが好きでも本当においしいのは1杯目で、2杯、3杯と飲めばやがて味が分からなくなります。
さらに、お金から得られる幸福は相対的に決まる問題もあります。
あなたが大金持ちでも、周囲が億万長者だらけなら幸福度は上がらないですし、どうしても周囲と比べたくなる人間の本能といえそうです。
▼ じゃあどうすればいいのか?
じゃあどうすればいいのかというと、次のポイントごとに考えるといいと言われていて、
1 自由:その仕事に裁量権はある?
ポイント:仕事をする時間、場所、ペースを自分で決められそうな仕事や職種は?
2 達成:前に進んでいる感覚は得られるか?
ポイント:仕事のフィードバックをハッキリ確認できそうな仕事や職種は?
3 焦点:自分もモチベーションタイプに合致?
ポイント:自分のモチベーションタイプを生かせそうな仕事や職種は?
4 明確:ビジョン、評価軸はハッキリしている?
ポイント:タスクの内容と評価システムがもっとハッキリした仕事や職種は?
5 多様:作業の内容にバリエーションはある?
ポイント:プロジェクトの川上から川下まですべての工程に関われそうな仕事や職種は?
6 仲間:組織内に助けてくれる友人はいる?
ポイント:自分に似た人が多そうな仕事や職種は?
7 貢献:どれだけ世の中の役にたつ?
ポイント:もっと他人への貢献が目に見えやすい仕事や職種は?
この視点でキャリアを考えてみるといいのかもしれません。
はい、いかがでしょうか?
本日は、「キャリア選択ウソほんと」というテーマで紹介しました。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!