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組織のキソのきそ

こんにちは。

子どもに伝えたいお金にまつわる話を紹介しています!

さて、本日は、ビジネスにおける組織のキソのきそくらいの超基本的なことについて、整理して3つ紹介したいと思います。

ビジネスにおける「組織」の仕組み

コウスケくんはふと思った「ビジネスってそもそもなんだろう?」

近所のおじさん「ビジネスは、製品やサービスする組織のことだよ。」

コウスケくん「ん?どういうこと、おじさんおしえて!!」

近所のおじさん「よし、ビジネスにおける「組織」の仕組みから考えてみよう。」

1 個人事業主

個人がひとりだけでビジネスを行う

ビジネスを「所有」するのが、ひとりだけということです。

自営業者やフリーランスをはじめ、パーソナルトレーナーなどで法人化の手続きをしないのなら、個人で行うビジネスは法律上「個人事業主」になります。

個人とするビジネスは、「個人」と「ビジネス」の間に、財務上の区別は存在しなくて、ビジネスの借金は個人の借金であって、ビジネスの資産は個人の資産です。もっというと、ビジネスの確定申告は、個人の確定申告でもあります。

デメリットとしては、「個人」「ビジネス」のどちらかで問題が起こったらどちらも一蓮托生になることや住宅ローンなど個人ローンを組むことが難しくなる。

アメリカでは、ふたりかそれ以上のヒトが共同でビジネスを経営する場合は、ゼネラル・パートナーシップという形式をとることが多い。

さきほどの「個人事業主」とこの「パートナーシップ」のように、個人の責任とビジネスの責任を区別しない形式を「無限責任」といいます。

これでは、個人の責任が大きすぎるという問題があるために、「有限責任」という形が生まれました。

2 会社

有限責任の組織は、「会社」とよばれ、会社を設立する手続きを踏み登録された会社は法律上「法人」となって、ヒトみたいな存在として扱われます。

法人という人格が、契約を結んだり、お金を借りたり、出資金を集めたり、裁判を起こしたり/起こされたりする。

法人による行動は、株主や経営者に直接的な影響は及ぼさなくて、個人の資産から会社の借金を返す必要はありません。

3 ビジネスに盛り込む主な要素

ここで、コウスケくんの「芝刈り機」で考えてみましょう。

【製品とサービス】

コウスケくんの「芝刈り機」のどこに「独自性」があるか。どのように市場とのギャップを埋めるのか、なぜ「芝刈り機」が必要になるのか。

あなたのビジネスがこれらのカギとなる要素を満たし、成功する理由を説明できるかや考えられるリスクやチャンスを分析できるか。

【マーケティング】

「芝刈り機」のターゲット顧客はだれか。ターゲットはどういう動機で「芝刈り機」を購入するのか。「芝刈り機」はどのようなニーズを満たすのか。「芝刈り機」を知ってもらうためにはどうするか?

【競合相手】

すでに存在する競合相手、それになるかもしれない存在、新しいテクノロジーについて分析する、市場勢力図はどうなっているか、どうやって競合他社との差別化を図るか、他社と比較したコウスケくんの「芝刈り機」のメリット/デメリット、コウスケくんの「芝刈り機」が参入すると他社はどういう反応をするか?

【どうやって届けるか】

コウスケくんの「芝刈り機」はどのように生み出し、消費者に届けるか。芝刈り機の原材料や製造を自分たちで作るか/委託するか、提供するために必要な人材/会計/技術/事務など

【ロジスティック】

コウスケくんの「芝刈り機」を顧客に届けるまでの道筋を明確にする。個人に直接届けるのか、企業同士の取引になるのか、ECを活用するのか、契約など

【資金調達】

いくら資金が必要で、どのような形で資金を調達するのか(株、債券など)を明確にする。たとえば、出資者、友人・家族からの出資、ローンなど集めた資金はいくらか。

【許可と規制】

地元自治体の条例や国の法律などの規則を調べ、どのような規制があり許可が必要か確認する。たとえば、芝刈り機の安全基準などで他事例はないかなど

【財務計画】

財務計画を作成。起業から初期段階までの損益計算書、バランスシート、キャッシュフロー計画書を作成する。出口戦略まで考慮する。出口戦略とはたとえば、事業の売却など。


はい、いかがでしょうか。

本日は、ビジネスにおける組織の基本的なことについて、3つ紹介しました。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。




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ゆうとす@商材を売らない金融教育者
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