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景気ってなあに?

こんにちは!

子どもに伝えたいお金にまつわる話を紹介しています!

さて、本日は、景気について超基本的なことについて、整理して3つ紹介したいと思います。


コウスケくんはふと思った「景気って世の中のおじさんたちは使っているけど、結局どういうこと?」

1 景気はどう読むの?

ビジネスを読むには、世の中の「景気」や「経済」を読む必要があります。

つまり、世の中の景気や経済はビジネスに影響を与えているといえます。

そもそも「経済」とは、お金、ビジネス、雇用、支出、貯蓄、投資、生産に関わるすべてのことが、「どういう状態になっている」かを示しているということでして、

ヒトが生きていくためには、生産したり消費したりするだけの単純なシステムも経済だったりします。このシステムが機能するために、商品やサービスを提供する組織が、ビジネスということになります。

ビジネス(=組織)が製品を売るには、その製品を作る労働者が必要です。この場合、ビジネスは、労働者を雇うことで「雇用」を創出していることになります。

そして、ヒトは労働者として働くことで給料をもらい、そのおカネでモノを買って「消費者」になります。なかには、給料をすべて「消費」に回さず、余った分を「貯蓄」に回すヒトもいます。

やがて、ヒトの貯蓄が銀行からビジネスに貸し出され、ビジネスはそのおカネで将来に向けた「投資」を行います。

つまり、良好な経済とは、生産、消費、貯蓄、投資のすべてが活発に行われることです。これらの活動は、「経済活動」と呼ばれたりします。

経済活動が活発になれば、雇用が増え、給料が上がり、ビジネスの利益も増えます。

反対に、

悪い経済とは、経済活動が停滞することで、ビジネスは儲からなくなり、倒産するところも出てきます。その結果、雇用が減り、失業者が増え、ヒトは生活に困るようになります。

経済活動を地域単位でみると、政府が問題を早期に発見して対策をうつことが可能になると言われていて、

国の経済活動を示す数字を「国内総生産(GDP)」です。

GDPとは、その国のなかで1年に生産されたすべての財(製品)やサービスの総額です。

余談ですが、ほかにも、ブータンでは、「国民総幸福量(GNH)」とう数字を重視している国もあります。環境の質や住民の気分など人間的な価値を考慮したりします。

話を経済活動に戻すと、

大きな経済の国の影響を受けることもあります。

たとえば、貿易、投資、ビジネスを通じてつながっているため、どんなビジネスも外国の政治や経済の情勢を避けることは難しいこともいえます。

アメリカや中国などの大国の影響は受けるよねということです。


2 景気が良い、悪いとはどうゆうこと

コウスケくんはふと思った「景気がビジネスに影響することはわかったけど、景気がいい、悪いはどう判断するの?」

アメリカでは、GDPが1年間で約21兆ドルで、この時点で世界トップです。経済にまったく動きがなかったら、GDPは約21兆ドルのままですが、それでは、人々は困ってしまいます。

アメリカでは、人口が増えているので、「停滞」や「低成長」は大きな問題になります。

アメリカでは、年に1%弱で人口が増えているので、人口の増加を考えると、年に1%の経済成長で現状維持になってしまいます。

つまり、それ以下になってしまうと、国民ひとりひとりの取り分が少なくなることを意味します。経済が低成長に陥ると、ほとんどのヒトは生活を切り詰めなければいけなくなります。

景気が後退しているというのは、たいてい、失業、給料が上がらない、あるいは、給料がさがる、国と家計の借金が増えます。

経済を成長させるひとつの方法は、生産性を上げるということで、生産性とは、ある一定のインプットに対して、どれくらいアウトプットがあるかを意味します。

たとえば、あなたが「タピオカ屋」で働くことになったとして、

入社当初は、1時間で作れる「タピオカ」の量は20個で、この1時間で20個というのが、あなたの「生産性」になります。

そして、経験を積むうちに、1時間に「タピオカ」を50個作れるようになり、「タピオカマイスター」になりました。

これはあなたの「タピオカ」の生産性が向上したことを意味します。

生産性が向上すれば、給料が上昇するかもしれないし、「生産性が高い」とは、資源(=リソース)をより効率的に使って財やサービスを生産できるということです。

なので、生産性があがると、経済が成長し、生活水準も向上したりします。

3 国境を越えてみる

コウスケくんはふと思った「大きな国の影響をうけるなら、国際市場を相手にするヒトはどうすればいいのだろう?」

ビジネスを考えるうえで欠かせないのが、「貿易」もそのひとつだったりします。

政府が国内で生産されたものを優先して、外国の製品やサービスの輸入することを難しくする「保護貿易」と、

政府の規制をなくして、製品やサービスの輸出入が自由にできる制度を「自由貿易」と呼んだりします。

国の方針もさまざまで、

「自分がいちばん得意なこと」に力を注ぐ考えがあって、自国にとって「比較優位」になる製品やサービスの生産だけに集中するのであれば、「自由貿易」が全世界にとって利益がでそうです。

たとえば、農地になる土地が国土のほとんどを占めるから、農業にフォーカスしよう!ということです。

一方、輸入品に関税をかけて自国の製品やサービスを守ろうという考え方もあります。輸入品の値段をあげることで、国内で売れにくくします。

また、国同士で自由貿易の協定を結んで、関税を引き下げたりします。

で、今のところ「通貨」は国によってちがうので、日本からアメリカに車を売る場合は、通貨を円からドルに交換する必要があります。

国際市場でビジネスをするうえで、製品やサービスの売買には、外国為替の

取引が必要になります。

EUでは、ユーロという共通通貨が使われているのは、この「為替リスク」を避けるためだったりします。為替リスクとは、たとえば、持っているドルを円に両替したときに、価値が下がってしまうことを意味します。

そのため、国際市場でビジネス(=取引)をするのであれば、なるべくコストやリスクを減らすのが基本といえそうです。

はい、いかがでしたか!

本日は、景気についての超基本的なことについて、紹介しました!

最後まで読んでいただいてありがとうございました!


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ゆうとす@商材を売らない金融教育者
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