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IKEAたるワケと理念
こんにちは。
子どもにお金にまつわる話をしているゆうとすです。
ご存知のとおり、IKEAは低コストでデザイン性と実用性に優れています。
今回は今さら聞けないIKEAについて調べたことをいくつか紹介しつつ、その理念が浸透した背景を考えたいです。
購入した家具を自分で組み立てる
IKEAでは購入した家具を自分で組み立てますよね?
組み立てコストがかからないことが価格をさげる要因と一つになっていて、
これまでの家具界の常識を塗り替えたともいえます。
1956年、創業者のカンプラード氏は今やIKEAの代名詞とも言える「フラットパック」を導入しました。
これがまさに、消費者に組み立て作業をしてもらうことでコストを削減するこの手法により、家具業界に革命をもたらしたのです。
2017年にIKEAは組立作業の代行人を派遣するオンデマンド・プラットフォー「TaskRabbit」を買収して、買い物客が購入した家具の組み立てを誰かに頼めるオプションを提供しています。
無料配送サービスがない
IKEAの家具は購入したら、自分で持って帰ることがデフォルトになっています。
大型家具店や家電量販店などはここに人件費が上乗せされることが多いです。
IKEAでも有料であれば配送してくれるだが、あまり利用する人は多くないですよね。
セールススタッフが近くにいない
個人的には嬉しいのだが、商品近くにスタッフが配置されていないことが特徴のひとつです。
大型家具店や家電量販店では必ずといっていいほど、「何かお探しですか?」と聞いてきます。
自分の中で購入するものが決まっていれば、これが欲しいのですがと会話は円滑になる。
ところが、まだ何も決めていない段階で声をかけられるほど苦しみはない。
まだ品定めをしているから話しかけるなといいたい。
とにかく、IKEAには無駄なセールススタッフがいない。
先に価格を決めてデザイナーが動く
IKEAでは、まず製品をいくらで売りたいか決めて、価格を実現させるためにデザイナーがサプライヤーとともに動くことが知られています。
99ドルと決めたら、何がなんでもこの価格にしなくちゃいけない。
デザイナーもサプライヤーも必死だ。
なぜ、ここまでの企業に成長したのか?
その背景には、IKEA創業者のインクヴァル・カンプラートの理念が大きい。
1000ドルの机を作ることは難しくないが、品質とデザインが優れる50ドルの机は、最高の企業だけが作ることができる
と残しています。
彼は世界7位にランキングされたこともあるほどの億万長者だが、質素な生活をしていたとされています。
カンプラート氏は、電車通勤で、オフィスの机を30年以上つかい、車も庶民的で、お茶のティーバックは2回以上使ったとか。
飛行機はエコノミークラスは当たり前で、宿泊先には安いホテルを好むと言われ、同じボルボ車に20年間乗り続けている。
もちろん家具はすべてIKEA性
その理念が社員にも行き届いたとされる。
組織、部下、家庭まで彼の理念が浸透していたと思われる。
何かを成し遂げるには細部まで、その人が大事にしていることが現れると示唆されます。
今日はこの辺りで。
それではまた!
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ソイミルクとココアも混ぜたらめちゃくちゃうまいです!
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