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おカネに対する「信念」
こんにちは!
子どもに伝えたいお金にまつわる話を紹介しています!
さて、本日は、おカネに対する「信念」についての基本的なことを整理して3つ紹介したいと思います。
1 マインド
お金の教育をはじめるときに、もっとも大事なことは「マインド」と言われています。
マインドは、幼いころから形成されていきます。
こどもは大人の言動をとてもよくみていて、0~6歳の幼い時期から、見聞きしたことや感じたものから、自分のおカネに関する「マインド=『信念』」が形成されていきます。
おカネに対する「信念」も、6歳までにおかれた環境による影響でほぼ決まってしまうといわれています。
「無駄遣いしないでって言ったでしょ!」、「ちゃんと生活費入れといてよ!」という会話は赤ちゃんの脳にストックされて、「お金」は良いものであるか、悪いものであるかといった信念を形成していくことになります。
ことばをはじめ、その場の空気感からも赤ちゃんは情報を記録していきます。
住宅ローンの返済に苦しんでいる家庭では、支払いの日が近づくたびに、保護者が不機嫌になったり、嘆いたりする暗い雰囲気の家庭で育った、こどもの脳には、本能的に「借金はヒトを不幸にさせるんだ」という情報がインプットされます。
6歳ごろまでにインプットされた情報は、頭のなかで再生されつづけ、それが「信念」になったりすると言われています。
2 信念
なぜ、信念が大事かというと、
その「信念」によって、ヒトは「行動」するからです。
もし、「借金はこわいもの」という信念があれば、大人になってからも、「借金=不幸になる」という情報しか受け入れなくなってしまいます。
つまり、「借金」ということばをきくと、「怖い」、「悪い」、「不幸」、「喧嘩」、「不機嫌」などのイメージが想起され、負の感情がまとまりつきます。
負の感情がまとまりついた状態では、行動ができなくなったりします。
じつは「借金」とは、おカネを借りるという手段なので、借金というリスクを負うことで、おカネを増やしているヒトもいるのですが、「借金=悪」だというイメージしかないと、すべてシャットアウトされちゃいます。
お金持ちや企業では、良い借金をして、事業拡大して、さらにお金を増やしたりしています。
ほかに、「お金は苦労して稼ぐんだよ」と口酸っぱく言われて育った子どもは、「お金」=「苦労して稼ぐもの」というレコード(=信念)が再生され、おカネは労働収入で稼ぐことが正しくて、権利収入でおカネを稼ぐことに罪悪感を抱くようになります。
そして、13歳をすぎるころには、「もっとお金があったらいいのにな」と思いながらも行動にブレーキがかかってしまい、世の中のお金に関する情報から目を背けてしまい、金融リテラシーが育ちにくくなります。
多くの日本人は、働き方を変えること難しい背景が、「労働は美しく、お金もうけは汚いことだ!」という信念が、社会にはびこっていて、「貧困」と「格差」を生み出して、またそれを広げている大きな原因になっていると言われています。
信念という大人の「思い込み」が子どもたちのお金に対する「信念」に大きな影響を与えていることに「無自覚」になっているヒトが多いことが問題の根底にあるように思えます。
3 じゃあどうするの?
子どもに対して伝えるまえに、保護者のおカネに対する「偏見」を取っ払うことが大事だといわれています。
どういうことかというと、
「金もうけは汚い」、「借金は悪である」、「投資は危険!あぶない!」などの偏見を外すことが第一歩になったりします。
「銭ゲバだ!株はギャンブルだ!」といった恐怖を親が感じているうちは、自分自身が行動に移すことができません。
たとえば、保護者が「投資」はこわいものだと感じて、そのまま考えを改める姿勢をもたなかったり、挑戦する努力をしなかったら、子どもたちに適切な教育をすることは難しいといえます。
でもちょっとハードル高いよね・・・とも思うかたは、
まず、家庭の中でオープンにお金の話をすることから始めることがよかったりします。
ポイントとしては、「お金=手段」と「感情」を切り分けることです。
多くのヒトが縛られているお金に関する「常識」や「タブー」という信念から解放されるためには、
シンプルに、お金とは手段で「いい面」も「悪い面」もあるよねと、どういうものかを知るところから話すといいです。
そのお金の性質を知るためには、お金の仕組みや歴史をまなび、「じゃあうちではどうしよっか?」と語ることからはじめるといいとされています。
それに「子ども」も参加する。
ということで、コミュニケーションからはじめてみましょう!
はい、いかがでしょうか。
さて、本日は、おカネに対する「信念」についての基本的なことを整理して3つ紹介しました。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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