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日本年収の立ち位置
こんにちは。
子どもにお金にまつわる話をしているゆうとすです。
本日は、「日本年収の立ち位置」というテーマです。
Yahoo!ニュースの2つの記事を読んでいて、違和感を覚えたのでシェアしたいです。
たしかに、年収高いけど、
・過去と比べてどうなのか?
・他の国と比べてどうなのか?
という問いです。
日本で年収が高い企業
日本で年収が高いとはどういうことでしょうか。日本人の9割近くが会社員または自営業なので、企業を調べてみました。
元記事では、40歳の課長職が多いので、高い群の平均値になります。
年収1000万円プレーヤーは、多くの日本人にとって憧れの水準で、このランキングで40歳推計年収が1000万円以上となったのは46社と集計対象企業3230社のわずか1.4%だったそうです。
少し前の記事で、アメリカの新卒給与が出ていました。
あれ?日本のトップとそう変わらないじゃないか!と思いました。
アメリカの石油工業系企業では、日本円で年収は932万円だそうです。理系では700万円から900万なので、平均値も高そうです。
2020年のアメリカ新卒全体では585万円が新卒の平均給与でした。
日本では、新卒の平均年収262万円なので、およそアメリカの新卒とは2倍の開きがあることがわかります。
なんでこんなに差がある?
日本では、まだまだ終身雇用と年功序列の影響で、若い勤続年数が短いうちは給料が低く、年齢を重ねて勤続年数も長くなってくると給料もそれに応じて上がっていくという仕組みが蔓延っています。
そのため、入社後も間もない初任給となると、各国に比べて低い数値が出ていると考えられます。
また、労働者保護の観点で、安易にクビにできなかったり、手厚い社会保障のために、正直使えない人も生き残ってたりします。
(なんて口が悪いんだ!)
仮に1,000万円プレイヤーになったとしても
仮に、日本で年収の高い業界や業種にありつけたとしても、高い税収が待っていたりします。
たとえば、年収1,000万円と800万円では、所得税や社会保険料課で、年間125万円の差がある。年収1,000万円の人は、720万円が手取り、年収800万円の人は、595万円が手取り年収になるためです。(独身の場合)
年収ではなく、資産に目を向ける?
そもそも、日本企業では年収が低く、若年者ほど低い実態。一生懸命に努力して出世したとしても、年収が増えるほど高い税収で手取りは減ることがわかりました。
それではどうすればいいのでしょうか?
それば、資産に着目するということです。
そのために、年収−支出=預金ができる状態にしておくことです。年収−支出がゼロまたはマイナスの人は改善が必要です。
少なくとも、収入の1/10は預金できるようにしておくことで、運用資金の確保をします。
資産を運用することで、お金に働かいてもらうのです。
トマ・ピケティさんが残したr>gは資産の増加は経済成長よりも大きいことを示唆しています。
年収よりも資産に着目してみませんか?
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