好きなことで生きていくことの難しさ
自転車で世界一周中!ゆーせいです。
今から9年前の2014年、ヒカキンさんがチャンネル登録者100万人達成し、youtuberという職業がようやく認知されるようになった頃です。当時の職業としてのyoutuberの印象といえば不安定・成金・イロモノというような、どちらかと言えば好意的に受け止められてはいないように見受けられました。
そこで、youtube japanは当時人気のyoutuberを使って大きな広告を打ちます。その広告のキャッチフレーズこそ、今回の記事の表題にもなっている「好きなことで生きていく」でした。
この時から楽しそうにゲームをして遊んだり、料理を作ったり、メイクしたり、釣りに行くだけ(のように見える)のお金を稼ぎ方は小学生の憧れとなり、若年世代に人気の職業に躍り出たと記憶しています。
かく言う私も「好きなことで生きていく」なんて綺麗事だと頭ではわかっていながらも、そのフレーズに魅入られた1人でした。しかも、当時はちょうど私が簡単な動画編集を覚えた時期と重なっていました。友人との旅行の記録や部活動の紹介、ちょっとしたおふざけビデオなんかも制作し、動画制作が意外と嫌いじゃ無いなぁと思っていました。
それから、数年が経ちyoutubeは多くのプレイヤーの新規参入や、プラットフォームが新規参入してきました。依然として素人が一発逆転を狙える場所ではあるとは思いますが、ふたむかし前のように素人が素人臭さを残したまま「好きなことで生きていく」場では無くなってしまったのではないでしょうか。そう、本気でyoutubeでお金を稼ぐには「好きなことで生きていく」なんて甘っちょろいことをもはや言える場所ではないのです。戦略的に再生数を攻略していくために本当に好きなことだけをやっていくのは非常に難しくなっています。生きていくためには能動的に再生数に頭を囚われ、ゴールのないマラソン競技のような場所で戦っていくには覚悟が必要です。それが、顔を出して自分を売りにしていくyoutuberなら尚更です。
今回、私の好きな人気youtuberグループ東海オンエアの崩壊はそのことを再認識するきっかけになりました。
私の中では東海オンエアこそ時代に揉まれながらも好きを貫くユーチューバーのシンボルのような存在でした。彼らのふざけた手作りイカダでの川下りや、カーセックス探索動画、UUUMに所属する時の下半身丸出しご報告動画を見て、こうやって好きに生きていけるのは素敵だなぁと思っていました。それでも、やはりそれは幻想でした。好きなことだけをやっているように見えた、彼らにもどこか必要以上に無理している所があったのでした。
このような形でそれが露見してしまったことは、素直に悲しいです。またグループの崩壊だけでなく、Youtuberという職業の業をまざまざと見せつけられた気がしたこともショックでした。
それを承知の上で、底辺youtuberを3年以上続け、累計300本以上の動画を出している私は、結局のところただ動画作りが好きな夢見るハッピーおじさんと行ったところでしょうか。わたしの場合は、これで本気でお金を稼ごうと思っていませんし、少ないながらも試聴してくださり応援してくださる方もいらっしゃって、今のポジションでも十分満足しています。
また、幸いなことに、私は1人で活動しているので誰に気を使うこともなくやめようと思ったら動画の更新を止めるだけでいいんですから気楽なものです。これからも「好きなことで生きていけなくても、なお好きなことを続けていく」ドM精神でyoutube動画の更新をちまちまして行こうと思います笑
最後に、東海オンエアのメンバーの皆さんが、どのような形であれ最終的に幸せになれるような事態の決着を心より願っています。
(もちろん、一ファンのエゴとして、また動画を楽しめるようになれれば嬉しいですが、、、)
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