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【上がり時計】ユンハンス
上がり時計の話は以前しました。
実際のところ、長らく考えていたものとは全く別なものを購入しました。
ユンハンス
という、ドイツのブランドの腕時計です。
何故ユンハンスなのか?
まずはユンハンスというブランドについて説明したいと思います。
ドイツ最初のクォーツ腕時計、世界最初の電波時計や電波腕時計を作ったことで知られる。
また、2000年代初期には、電波腕時計の分野でシチズンに大幅に遅れを取っていたセイコーに電波腕時計用のムーブメントであるP114を供給していた。
ドイツのメーカーで大衆寄りのブランドといった感じです。
中でも特徴的なのは、「バウハウス最後の巨匠」と言われたマックス・ビルがこのメーカーでデザインしたものが有名です。
![](https://assets.st-note.com/img/1682291591016-ud8ln2TH7O.jpg?width=1200)
まとめると、
シンプルなデザインに特化し
価格も比較的手頃で
オンオフどんな場面でも使える
といったところがまず気に入りました。
以前上がり時計について記事を書いた時は、「最後の1本」を意識しすぎていて高額なモデルにしか目が行っていませんでした。
「あれもいい、これもいい」ばかりでなかなか決めきれません。
ある日気が付いたのです。
使うためではなく、ただ単に買いたいだけではないのか??
そうなのです。
真の上がり時計とは何も考えずに毎日身に着ける時計だ
がモットーの私が、「ただ欲しい」という物欲のみで上がり時計を買おうとしていたということに気付いたのです。
ユンハンス自体は前から欲しいと思っていました。
ですが、それは上がり時計ではなくシンプルなドレスウォッチ枠としてです。
確かに高級ブランドの方が面白くて手の込んだモデルが多く、それに寄って行ってしまうのも腕時計好きの性だと思います。
ですが、ここで私のお気に入りのランバンオンブルーという服や、製薬会社の工場勤務というところについて考慮し始めました。
自分のお金で買うんだから、一点豪華主義でも何でもいい。
普段ハイブランドを身につけていなくても、別に高級ブランドは買える。
ただの庶民でも、お金を貯めれば高価な腕時計を身に着けてもいい。
小学生の頃から腕時計が好きな私。
最初に惚れたシチズンのアテッサを就職祝いに親に買ってもらった記憶。
初心にかえることにしました。
ユンハンス フォーム クオーツ
![](https://assets.st-note.com/img/1682293444274-Ra7Lk1deRW.png)
ケースサイズ:39.3mm
ムーブメント:クオーツ
防水性:50m
価格:¥80,300(2023年4月現在)
今回、私が上がり時計としたものがこちらのモデルです。
何故有名なマックス・ビルモデルにしなかったのか?という疑問ももちろん浮上すると思います。
理由としては、マックス・ビルモデルはマックス・ビルモデルだから。
有名デザイナーありきのモデルは、どんなにシンプルでもやはり個性を主張するものです。
私にとって究極のシンプルウォッチとは、
個性を主張しないもの
です。
シンプルウォッチでこのくらいの価格帯ならほかにもいろいろあるじゃないか?
ダニエル・ウェリントンやノードグリーン、スカーゲンやエルラーセンとかあるじゃないか?
そう思われるのも当然だと思います。
ですが、よくよく考えてみてください。
これらの安価な新興ブランドには、何が欠けているでしょうか?
もうおわかりかと思いますが、そうです、ブランド力です。
ブランド力の底上げに必要なものは、個性です。
新興ブランドにとって、ブランディングは欠かせないものとなっています。
この価格帯のものは競争が激しいです。
顧客に買ってもらうために必死になっています。
それゆえシンプルウォッチであっても自社ブランドを形成する個性は欠かせない。
ユンハンスは1861年創業の老舗でバウハウスの流れを汲む。
ごくごく自然にシンプルウォッチを作り上げる。
50m防水、サファイアガラスで傷つきにくい。
価格も10万円以下で気軽に身に着けられる。
これこそ私の理想の上がり時計ではないのか、と。
最後に
![](https://assets.st-note.com/img/1682295342204-1A9LseggHz.jpg?width=1200)
腕時計好きにとって永遠のテーマである上がり時計。
死ぬまで買い続けるもよし。
憧れの超高額モデルを買うのもよし。
HODINKEEは今後も読み続けますが、私はもう腕時計を買うことはないでしょう。(多分…笑)
皆様もよいウォッチライフを。