選手を勇気づける保護者の声掛け方法
選手を褒めてあげること。
それだけでもすごくモチベーションはアップするし、どんどんやって欲しい。
でもせっかくだからもっと上目指そうぜ?!笑
というわけで、コーチから見た選手と保護者の関わり方シリーズ!
今日のテーマは
【勇気づける言葉がけ】
について書いてゆく!!!
水泳個別指導コーチとして長年やっている中で、1番大きいのが選手のメンタル的な変化。
「また頑張ろう」って思えるらしく、モチベーションをとりもどして競技に打ち込んでくれるから結果が出る。
その時にどんな言葉をかけているかを垣間見える内容になっています!
長年、深く関わってきたからこその視点です。
勇気づけるための大前提のスタンス
同じ言葉がけでも響くかどうかは関係性に大きく左右されます。
保護者や先生であればもちろんだとは思うのですが、選手に対して尊敬と信頼をしっかり抱いた上で接することが大前提になります。
「尊敬してる!」
と口に出す出さないが重要というより、そのスタンスでいることで自然と関わり方がそうなっていきます。
尊敬している、信頼しているとこっちが思っているからこそ選手の話に対して関心が持てるし、必要な時に共感的な態度を取ることができます。
あらためて、
「毎日頑張っててほんとすごいなあ、尊敬するわ」
「うちの子ならなんだかんだ大丈夫だろう」
そんな寛容さ?少しの余裕さ?おおらかさ?でいましょう。
「褒め」は〇〇秒以内が最強
基本的にはそのスタンスありきで上手に褒めていくことで、選手が勇気づけられて前向きになっていきます。
「褒めることが効果的なことは多くの人が理解しているところだと思うので、
もう1歩その先、褒め方のコツをお伝えしておきます。
褒める効果を最大にするのは「60秒以内」だと言われています。
これをまずは常に意識してみてください。
後で褒めようではなく、「今」褒める。
試合で泳ぎ終わって60秒以内に保護者が接触するのは流石に難しいので
試合会場で会ったらすぐ、帰ったらすぐ!
とにかくできるだけ早い方が良いと覚えておいてください。
日々の自主トレを頑張ってほしいのであれば、自主トレが終わってすぐ。
まだ1日目だとしてもすぐ。
「集中してやっててすごいやん!絶対速なるで!」
って速攻言う。
勇気づけられる褒め方①
とにかく60秒以内を意識できるようにまずはなりましょう。
それができたら言葉のチョイスに磨きをかけていきます。
「すごい!」
「えらい!」
悪くはないんですけど、もっとこう「見てくれてる感」を増していきたい。
というわけで褒めるのが上手な親御さんは「具体的に褒める能力」がやたらと高い。
素人目でもいいんです。
「前より大きな泳ぎになってて、速かったで!」
「前半いつもより1秒も速く泳いでて良いレースやったわ!」
「後半しんどそうやのに、あきらめんとキックいっぱい打ってたし粘れたね!」
「今日はいつもよりドルフィンキック長くて、かっこよかったで!」
「なんか筋肉ついてきてへん??特に腕太くなってきてへん??頑張ってるなー!」
「3日1回は絶対やっててすごいね!もう2週間も続いてる!」
これくらいならなんとかなりそうでしょ??
60秒以内に、具体的に褒める!
勇気づけられる褒め方②
60秒以内に具体的に褒める意識だけでもかなり褒め上手になりますが、
こんな必殺文句もあります。
「こっちこそ勇気もらえるわ」系
です!
これ、なかなか強いと思うんです。
「毎日休まず練習行っててえらいな!〇〇が頑張ってるの見ると、こっちまで頑張ろうと思えるわ!」
保護者とか先生って実際そうだと思うし、口に出してみていいんじゃないかな。
勇気づけられる促し方
褒め上手は促しも上手だと思いますので、ついでに。
何か行動を起こす時というのは不安であったり恐怖であったり、
少々苦痛を伴うものです。
毎日の継続もそう。しんどい、疲れる。
だから「ちゃんとやろう」「頑張ろう」そんな言葉じゃ聞き飽きてガソリンにならない。
だったらもっと強力なエネルギーを注ぎ込むまで、、、!
水風呂に入ると初めは冷たいけど、しばらくすると感覚が無くなって慣れるのと同じで
聞き飽きた言葉は慣れを生みます。
ですが、そこに一言添えるだけでも慣れを壊すことができます。
「頑張ってね!応援してるから!」
「頑張ってね!今日は〇〇(好きなご飯)用意して待ってるから!」
「頑張ってね!楽しんでおいで!!」
特に「応援してるから」が1番強い気がするなあ。
ここぞで使うから効果がある
でも、やっぱり人間は慣れるのでここぞという時に使ってくださいね。
そしていろんなバリエーションで攻めてみてください。
ここぞの試合で
「頑張ってね!応援してる!」
って言われたらにやってしはりますよ(笑)
まとめ
✅60秒以内(無理でもできるだけ早く)に褒める
✅具体的に褒める
✅「こっちこそ勇気もらえるわ」な一言を添える
✅ここぞで「応援してるから」と促す
いかがだったでしょうか?
これは今日からできますよ!
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メンタル編では、「メンタルは強い、弱いじゃなくて技術(スキル)」だというテーマで感情のコントロール、本番で結果を出す方法、継続するための方法などを投稿しています。
選手はもちろん、サポートする大人にもスキルがないとできません。
自転車乗れないのに自転車の乗り方は教えれない。
実践的な内容で、メンタルはこれ読めば確実に鋼になります。
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