気象現象を言語化する
どうも、たなかです。
気象予報士の務めは
気象現象を言語化することです。
なぜ、晴れるの?
なぜ、雨が降っているの?
なぜ、風が強いの?
気象現象は様々な仕組みがあります。
気象予報士はその仕組みを
わかりやすく伝える役目があります。
みなさんに
少しでも「天気」に興味をもってもらいたいため、わかりやすく解説していきたいと思います。
今日は、この時期の「晴れ」について。
春の天気はころころ変わりやすいですが
それは上空の偏西風によるものです。
偏西風により「移動性高気圧」が発生します。
移動性高気圧というのは
その名の通り、移動する高気圧です。
基本的に2〜3日くらいで日本を通り過ぎます。
「高気圧」に絞って解説すると
天気図などで青色で「高」と書かれた上空では
「下降気流」が起きています。
下降気流が起きているということは
空気が上空から地上に向かって進んでいるので、雲が生成されにくくなっています。
雲の生成に必要な条件は「上昇気流」なので。
そのため下降気流をもたらす高気圧付近は
晴れ間が多くなる、ということです。
ただし、高気圧があるからとて
必ずしも晴れることはありません。
雲ができたり雨が降ったりすることもあります。
高気圧があるのになんで曇ってるんだろーっていうことを解説するのは気象予報士の冥利に尽きます。
もし「天気」に関して気になることがあれば
ぜひ質問してください。
詳しく解説できるようにがんばります。