見出し画像

【鍼灸あん摩】訪問施術|最低限必要な持ち物

初めての訪問治療、とても緊張しますよね。治療メインなのは当然ですが、訪問治療までに準備しなくてはいけないのが、「持ち物」です。

  • どんな道具が必要か

  • 最低限必要な持ち物が知りたい

  • あったら便利な道具

初めての訪問治療が成功するように、しっかり事前準備をしていきましょう!

基本をおさらい:訪問治療とは

訪問施術の特徴と魅力

訪問施術とは、その名の通り、施術者が患者さんのご自宅や施設などへお伺いして施術をすることをいいます。

一般的な施術院とは異なり、移動が厳しい患者さんにとっては非常に便利なサービスです。

最大の特徴は、患者さんが「自宅にいながらプロの施術を受けられる」という点。

リラックスできる環境で施術を受けることで、治療効果も高まると言われています。

そして、患者さんとも信頼関係を築きやすいというメリットもあります。

対象となる患者さん

訪問施術を必要とする患者さんの多くは、高齢者や介護や必要な方、または身体に障がいを抱えている方です。

具体的には、

  • 外出が厳しい方:歩行が難しい

  • 慢性的な痛みがある方:腰痛や後遺症などをお持ちの方

  • リハビリが必要な方:日常生活の動作改善を目指している方

また、訪問施術は患者さん本人だけでなく、そのご家族にとっても「移動の負担を軽減できる」というメリットもあり、生活に余裕を持つことができます。

法的要件と資格

訪問施術を行うには、法律で定められた資格と手続きが必要です。鍼灸師あん摩マッサージ指圧師などの国家資格を保有していることが必須条件となります。

また、訪問施術を保険適用で行う場合は、医師の「同意書」が必要となります。

これは、患者さんが保険診療を受ける際の条件の一つで、法律で定められています。

病院の医療や介護サービスと連携を強化するためにも、行政や保険者との手続きをしっかり行うことが重要です。

訪問施術に必要な持ち物

必須項目:これだけは忘れないで!

🔴体温計
患者さんの体調を把握するために必要。平熱であるか、普段と変わりないかなどを確認します。


🔴血圧計
患者さん体調を把握するために必要。普段と変わりないかを確認します。


🔴消毒グッズ
免疫が弱くなっている患者さんもいるので、屋外からウイルスを屋内へ持ち込まないように準備しておきましょう。


🔴手ぬぐい
患者さんの身体に直接触れないためにも、手ぬぐいは必須。使いまわしをしないように、数枚持っていくのがおすすめ。


便利項目:施術をスムーズにする道具

鍼灸なのか、あん摩マッサージ指圧なのかにもよりますが、持っていくと便利な道具を紹介します。

🔵ホットパック
身体を温める道具。患者さんの中には冷え性の方や血行が悪い方がいるため、温める道具があると役に立ちます。


🔵パルスオキシメーター
血中酸素飽和度を測定できるパルスオキシメーター。指にはめるだけで測定でき、持ち運びにも便利。

上記は一部の紹介でしたが、実際の訪問施術では、現場に合わせた対応力が求められます。スムーズに施術を進めるためにも工夫をして準備をしていきましょう。

患者さんに合わせた準備

訪問施術では、患者さんの生活環境や生活スタイルに合わせた準備が必要です。
事前準備をしっかり行うことで「頼れる施術者」として信頼を得られるようにしましょう。

事前に確認すべきポイントがこちらです。

👉患者さん宅での施術スペースの確認
横になって施術なのか、座って行う施術なのかで部屋のスペースの使い方が変わってきます。

施術プランを確認して、患者さんに負担のかからないように施術スペースを確保することが大切です。

👉電源の確保
鍼灸の施術では、電気を使う場面があります。

患者さん宅での電源は貸していただけるのか、持参していくのかなど、細かな事前確認が必要です。

👉施術に使用する道具の確認
患者さんに行う施術は鍼灸なのか、あん摩マッサージ指圧なのかによって、使用する道具も変わってきますよね。
忘れ物がないように、しっかりと確認しましょう。

持ち物を工夫して効率アップ

訪問施術で毎回移動するなら、持ち物を軽量化することが大事なポイントです。
荷物が多いと移動の負担が増えるだけでなく、身体にも負担がかかりますからね。

アイテムの厳選

本当に必要な道具だけを持ち歩くように量を意識しましょう。施術中に頻繁に使用しないものは省いてOK。
その日の担当する患者さんに合わせて毎回持ち物を見直しましょう。

軽量素材を選ぶ

施術ベットや道具は軽量タイプを選ぶことで移動がラクになります。

施術ベットを持ち歩く際は、折り畳みベットでもアルミフレームのものなら持ち運びがラクです。

収納を工夫する

リュック型やキャリーケースなど、移動しやすい収納グッズを活用しましょう。

小物はポーチやポケットで仕分けして、取り出しやすさを意識することでさらに効率アップできます。

まとめ

今回は、訪問施術に行く際の持ち物についてご紹介しました。

患者さんによって施術の内容も様々になるので、必要に応じてさらに準備が必要になります。

不足がないようにしっかり準備して、施術を喜んでもらいましょう。

いいなと思ったら応援しよう!