人間はめんどうだ(結論)。
花は美しい、という言葉を人間になぞらえるとどうなるだろうか。
人間は美しい、はハマらない。
人間は正しい、コレは全く違う。
花は美しさの象徴としてよく使われることを前提とすると、
意味だけでいえば人間は人間らしい、あたりがいちばん近いのだろうが、
これじゃ「頭痛が痛い」どころか「頭痛が頭痛い」のレベルで天丼である。
人間らしい、いやさ、人間臭い、という言葉の意味って諸説あるんじゃないかとおもうが、取りまとめると人間を形容詞として使う場合、概ねのところ「不条理だ(だがそこがよい)」というニュアンスで使われることが多い気がする。
「彼女の行動にはいまいち理解しづらいところがある。
だが、わたしは彼女のそういう人間くさい所を愛している」
あたりだと、文脈としてはつながりやすい。
人間という名詞を形容詞として使いだした人が最初にどんな意図で使ったかは知らないが、今のところその人間らしさというのは「理解し難い」ないし「度し難い」または「面倒くさい」あたりの意味をもたせつつ、対象である人物を肯定的に捉えようとする様な使い方が妥当な気がする。
よし、これで繋がったので、
試しに今度こんなかんじで友人を褒めてみるとして。
「◯◯君てめんどくさいよね」
あれ。これだと喧嘩売ってるな。
「◯◯は美しい」だと褒めてることになるのに、なんでだ?
以下、美しくない花の写真(またかい)
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