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【私自身のこと】2022/05/18 記憶障害について話すと周りからの視線が痛い

記事を開いてくださってありがとうございます。
どうも、はるです。

今回は、私が個人的に、私の主観で、感じていることをありのまま綴ります。
「気にしすぎだよ」
「誰もそんなこと思ってないよ」
「自意識過剰だよ」

そんな声が聞こえてきそうな内容になっていると思います。
あくまで私が感じたことなので、「へえ~、そういうふうに感じる人もいるんだな」くらいで捉えてもらえると有難いです。

私「はる」のことをよく知らないよという人は固定記事の自己紹介や、マガジン(無料で読めます)にまとめてある私の病気の現状を読んでからの方が、理解しやすいかと思います。

それでは、今日も綴っていきましょう。

他人に私の病気を話すと

全く知らない人、普段関わりが薄い人に私の病気について話すと…

「適応障害」→なんか聞いたことあるよ
「うつ」→最近多いよね、でも話してる感じ元気そうだよね
「ストレス性健忘(解離性障害、記憶喪失、記憶障害)」→え、何それ…

適応障害とうつに関しては、私は許容範囲です。
知識としてしか知らないなら、反応も薄いだろうし。
自分の知っている症状と違えば、「元気そう」に見えると思います。

本当は話すだけで動悸がするし、身体が震えるし、何を言われるのかと怯えているのに。
でもそんな反応したら相手を困らせてしまうから、元気なふりをしているだけなんですよ。
きっと、気づかれたことはないと思います。

ストレス性健忘など記憶に関することは、大抵信じられないという反応をされます。
まあ、普通に生活していれば、ドラマや映画の中でしか見たことも聞いたことも無いような話ですよね。

話をしたあとの反応は大体2つに別れます。

  • 話を聞いて理解しようとしてくれるけど整理が追いつかず、困惑する、同情する。

  • 話を聞いて理解したふりをして、頭がおかしい人を見る目で全部態度に出ている。

あくまで私が出会った人の話です。
全員がそうというわけではないことは、理解しています。
きっと、もっと違う反応をする人もいると思います。

医療従事者の方、同じ精神疾患を抱えている方、その家族の方…
他にも理解を示して、ありのままに話を受け止めてくれる人もいると思います。

ですが、残念ながら私はそんな方に出会ったことはないです。
ぜひお話してみたいものです。

家族に私の症状を話すと

最近5/10に記憶がまたリセットされた(2月から5/9までのことを忘れて記憶が11歳になった)ので、その時の話です。

本当はストレス性健忘の記録がある2月の事を話すことができたら良いのですが…
如何せん、自分の症状・状況しか書いていないし、家族の反応まで見ている余裕がなかったので、よく覚えていません。

さて話を戻します。
今はnoteや日記、twitter、自分で投稿したYouTube動画を見て、何となく状況を把握しています。
身体は成長して29歳だけど、私の記憶は11歳のまま。
というか、何らかの理由で十数年分の記憶を忘れてしまって、11歳までしか覚えていないということ。

家族は、「またか」という顔をしていました。
ため息が聞こえる。
諦めた表情。

何度も記憶がリセットされることがあったそうです。
その度に家族は同じ説明をしてくれたのでしょう。
何度も同じ質問をして、困らせたのでしょう。

もう、家族に何も聞けないなと思いました。

自分で日記やメモを調べて、情報を整理して、全て受け入れる。
信じられなくても、家族の反応を見れば信じざるを得ない。

「大丈夫。大体状況把握したよ。分からないことあったら聞くかもしれないけど、気にしなくて大丈夫だよ」

そう家族に伝えるのが、私の精一杯です。
心配かけ無いように、迷惑かけないように、見捨てられないように。
家族と離れたくないから。

家族が本当はどう思っているのか、私には分かりません。
家族は私のことを気にかけてくれていると思います。
でも何度も記憶がリセットされたり、症状が悪化したり、そんなことが続いたら、家族でも疲れちゃうと思います。

たとえ肉親でも、大切で仲の良い家族でも、病気について、症状について、なかなか正確には伝わりません。
ひとつひとつ言葉にしても、10のうち2か3しか伝わらないのです。

次第に言葉にすることも、諦めたくなります。
家族も分からないことを前面に出しています。
そうしたら、必要最低限の病気の話しか、したくなくなりますよね。

「ストレス性健忘」記憶がないってこういうこと

記憶がすぽーんと抜けてしまうということは、対人関係に影響が出ますね。
私の経験だけを見ても、いろんな反応をする人がいることが分かります。
理解の仕方も程度も様々です。

私は、自分の記憶がないということを未だによく理解しきれません。
29歳の今が、本当は夢ではないかとさえ思います。
11歳の私がここにいるのに、誰も11歳の私を見ていない。

幽霊になった気分です。
でも家族や周囲の人にとっては29歳の私が本当の私で、29歳の私を見ている。
私は11歳の私の視点で見ている。

目が合わないんです。
見ているものが違う。
とても、寂しく感じることがあります。

私の記憶が戻らない限り、ストレス性健忘が改善されない限り、他人や家族との差は埋まらないのでしょう。

また記憶がリセットされて、こうして覚えたはずのことも忘れてしまって、「ただの11歳のはる」に戻ってしまったら。

きっとまた日記を読み返して、ひとりで記憶の穴を埋めようとするんでしょうね。
だって家族も他人も、頼れないから。

おわりに

少し、ネガティブな話をしてしまいました。
私自身は、仕方のないことだと割り切っています。
でも、同じストレス性健忘の方、記憶障害の方…悩んでいらっしゃる方の気持ちの1/100くらいは解るつもりです。

精神疾患、身体の病気、人間関係の悩み、人生の悩み…
話しても理解されない。
誰に話していいかも分からない。
悩んで悩んで、絶望する。

すごくわかります。

私の話を読んで、どんなことを感じたのか、よかったら教えてください。
一言でもいいです。
あなたの言葉をお待ちしています。

最後まで読んでくださりありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょうね。


よかったら、私の病気についての動画を見てくださると嬉しいです。
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はる@うつとストレス性健忘とハンドメイド
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