良き相談相手を目指して
みなさんもこんな悩みにぶつかったことはあるだろうか。
「良き相談相手とはどんなものだろうか・・・?」
今週の私のちょっとした葛藤を共有したい。
頻度や事の大小はあるにしろ、時に、友人や恋人、場合によっては学校・会社の同期から悩み事を打ち明けられることがあると思う。(またはされたことがあると思う、もしくはなくてもこれからあるかもしれない。)
もしかしたら、それは相談というような大それた形はしてなくて「最近こんなことがあってさ~、どうしたらいいと思う?」みたいな軽い感じかもしれない。いわゆるに、普通の会話の中でも、正解の分からない曖昧なことへ返答する機会はよくあることだと思う。
かく言う私も、今週高校時代のある友人から電話があり、会社でのちょっとした悩みをぶつけられた。
たまたまその次の日には、大学時代の友人が電話してきて仕事で最悪なことがあったから飲みに付き合って欲しいと言われて弾丸で飲みに行くこととなった。
こうも2日連続で悩みを相談されて、頼ってもらえたことはとても嬉しいのだが、それに見合う答えというか時間を提供できていないのではないかという気がしてならない。的外れなことを言ってしまっているのではないかという不安もある。
私の場合は、自分に悩みができるといつも相談したくなる友人がいる。その友人は予定を詰めまくるタイプなのでいつもだいたい忙しくしているのだが、そんなときでも隙間時間を使って(というか作り出して)電話してくれたりする。
そして何より、すごく親身で自分以上に考えてくれる。悩みを体験している本人ではないし、断片的に話した内容に対するアドバイスのはずなのに、悩みと直面している張本人である私の考え尽くしたベストオブベストだと思った結論を確実に上回ってくる。
これは人生経験の豊かさの差からきているのだろうか・・・。同い年の友人なのだが、好奇心旺盛で現状に満足しないタイプで、何かと色んなこと(仕事も恋愛も)をぱっと行動に移せる彼女だからこそ見えるものがあるのかなと思ったりする。
恋愛の相談や、まじめにこれからの将来について話すこともあるが、私の場合は、「こうした方がいいんじゃない?」という答えを与えてくれるタイプのアドバイスが好きだ。時には、「それは絶対良くないと思うよ」というふうに批判に近いことを言ってもらって救われたこともある。答えのヒントだけじゃなくて(もちろんそういう方がいい時もあるが)、具体的な行動として「こうしたら上手くいくんじゃない?」と言ってもらえるのがすごくありがたい。
逆に、良く聞く話としては「女子の悩み相談は答えを求めてない。話を最後まで聞いて共感して認めてあげればいい」みたいな。
もちろんただただ肯定して欲しいときもあるかもしれないし、これは時と場合によるとしか言いようがないのかもしれない。
ため込んだストレスをただ聞いてもらってスッキリ忘れたり、他のおもしろい話でいっぱい笑って悩みなんてどうでもよくなったなんてこともあるだろう。
その時々で求めているもの(解決策なのか共感なのか、はたまたそれ以外なのか)は違うし、相談者によっても違ってきそうだ。
相談する側も何を求めているか分からないことの方が多い気もする。
自分のアドバイスなり回答が、相談者にどんな影響を与えたのかとかどう思われたかを分かる術がないのがまた難しいところ。(もちろん、「助かった、ありがとう!」と言ってもらえることもあるだろうけどそれが本心なのかも分からない・・・)
一回相談して、的外れなこと言うなぁと思われたり、求めてるものと違うとなれば悲しいけれど次はないのかもしれない・・・。
ということでやはり、「良き相談相手」への道のりは長そうだ。
色んな経験をして、色んな感情と向き合うことで、他者の立場や気持ちをも推し量れるような人になりたいものだ。
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