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自主制作映画『主腐』観客賞受賞


こんにちは。

パルマ短編映画祭で入選し
DOKUSO映画館さんでネット配信されていた
自主制作映画『主腐』が
皆様のおかげで観客賞をいただくことができました!

ご覧くださり、ご投票くださった皆様
本当にありがとうございました!!


umi監督、おめでとうございました☺️🎊


『主腐』は
夫を愛し、家で帰りを待つ主婦妙子と
外で女を作り、浮気している和夫という
ある夫婦を描いた短編映画です。

映画『主腐』より とある日の朝食シーン

妙子にとっては和夫が全てで、
家の中しか自分の世界がありません。


セリフは極力削ってあり、
その分色々な映像的工夫がされながら
物語が進行していきます。


初めて台本を読ませていただいた時
umi監督の繊細な感性と
素晴らしい物語の構成力に
感動しました!

と、同時に、自分には荷が重いと感じました😅


セリフが少ないというのは、
役者にとっては難しいです。
その分、表情や仕草で表現しなくてはならないため
正直セリフは、あった方が楽なのです(笑)

でも妙子は、思っていることを和夫に言えません。
色々なことをグルグル考えて
自分の中で無理やり
折り合いをつけてしまう性格です。
和夫も『どうかしたの』
なんて聞いてくる性格ではないし、
夫婦関係はとっくに破綻しているというか

そもそも、
人間関係が破綻しているような気がします。
会話がないのも当たり前ですよね。
すごく悲しいことです。

だからといって和夫が浮気する理由にはならないし
それは和夫が悪いと思うのですが、
こんな関係になる前に
妙子にもっとできたことがあるのではないかなと
思わざるを得ませんでした。


今回はコロナ禍ということもあり、オンラインで
オーディションを受けさせていただきました。
きっとダメだろうなぁと思っていたのですが
まさかの合格をいただき、
妙子役に選んでいただきました!


選んでいただいたからには
全身全霊でやるしかないと、
台本を読み込み、妙子のことを毎日考えました。

umi監督とも、作品について、妙子や和夫について
何回も何回も話し合いました。

映画『主腐』より 和夫を見つめる妙子


私とumi監督の感性が少し似ている部分があったので
監督の意図や台本について
すんなりと感じることができたのは幸いでした。


ただ頭で理解するインプットと
それを外に出すアウトプットはまた別物で
もっとこうできたら良かったのになぁ
というところばかりです。。

でもumi監督はすごく褒め上手で、
撮影後も、何回も私に温かい言葉をくださいました。

この映画は本当に、役者の表現力がキーだったので
その点で申し訳ない気持ちもたくさんあります。
今回学ばせていただいたことを
また次に生かすことができるよう
もっと精進して、これからも頑張っていきます!

映画『主腐』より 冷蔵庫のケーキに手を伸ばす妙子

パルマ短編映画祭さんは
今年で第1回目という
始まったばかりの映画祭さんです!

映画好きの皆さんを中心に構成されているので
変な忖度が全く存在しないそうで(笑)
純粋に、良いなと思って選んでいただけたことは
本当に嬉しく思います!!!


私自身2回目の映画でしたが
主演を務めさせていただけて
本当に光栄でした。

ありがとうございました!!☺️
これからも頑張ります🔥


一ノ瀬鮎夏




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