アトムの欠片のあれこれ
こんにちは。一ノ瀬鮎夏です。
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022
長編コンペ作品に選出いただき
映画『アトムの欠片』が
Huluにて7月28日〜8月2日まで
配信されました。
残念ながら受賞とはなりませんでしたが
たくさんの方にこの作品を観ていただけて
本当に嬉しかったです。
ご覧くださった皆様
ご感想までくださった皆様
本当にありがとうございました。
ゆうばりファンタはコロナ禍により
この2年オンライン開催となっていましたが
今年は3年ぶりに現地で開催されたそうです。
コロナ第7波もある中
運営の皆様のご苦労はいかばかりだったか...
勿論、作品を撮る方も大変です。
そんな困難を乗り越えての現地開催
そして無事にゆうばりファンタが閉幕したこと
本当に喜ばしいことだと思います。
皆様お疲れ様でした。
ありがとうございました。
来年はコンペ作品のリアル上映も
というお話も出ていました。
そうなれば良いなぁと思います。
さて、映画『アトムの欠片』振り返ります。
ここからは少しネタバレが入りますので
ご注意ください。
129分という長編でしたが
皆様、いかがでしたか?
ざっくりとしたあらすじは、
りょうとしほという歳の離れた兄弟は
不慮の事故で両親を亡くしてしまいます。
新しい土地で暮らし始めたところ
りょうの身に不思議なことが起こります。
原子を通して父親の記憶を
垣間見ることができるようになるのです。
そしてりょうは
事故の真相を知ることとなります。
ロケ地は千葉の南房総にある鴨川です。
りょうとしほの住んだ家は
監督のお父様の別荘です。
今回の撮影は
スタッフがさんがいても1人、
いない日もある
というような環境でした。
監督、子役さん、私、子役さんのお母様
+シーンによって他のキャストさん
日によってお手伝いのスタッフさん
というようなメンバーで行われたため
りょうとしほの部屋作りも
全部自分たちでやりました。
机を運んで、本を並べて
仏壇を設置して
おもちゃを並べて
カーテン付けて、
食器を選んで食器棚に並べて、、、
本当に引っ越ししてきたみたいで
大変でしたが楽しかったです^_^
自分たちで作った家なので
思い入れも生まれました✨
3年前の夏に撮ったのですが
弟役の海くんが小学生だったため
撮影は基本的に土日でした。
夏休み期間は
1週間泊まり込みなんていうのもありました。
家の中のシーンも
撮るときはクーラーを全部切るので
すごく暑かったですし
外のシーンもめちゃくちゃ暑かったです😥
あとは、天候との戦いでした。
アイナメを釣りに行くシーンがありますが
天気が悪い時に1回行って撮ったものの、
うまくいかず結局ボツ。
映画で使われているのは
リベンジ撮影しに行った方の映像です。
あとは、ちょうどこの夏
千葉に大型の台風15号が襲来し
電気と水道が止まり、民家が破壊され
千葉は本当に大変なことになりました。
この時ちょうど撮影中で
私は宿に1人で泊まっていました。
夜中にバキバキバキバキ‼️という音がして
クーラーが止まってしまい
部屋はものすごい暑さに。
翌朝起きると水が流れずトイレも使えず
外に出ると瓦が吹き飛ばされ
鉄の柵すらグシャグシャに。
大きな看板も折れ曲がっていて
鴨川は破茶滅茶でした。ショックでした。
撮影を中断して車で千葉駅まで行くと
駅も大変なことになっていて、
あの時の体験は忘れられません。
そして、私は一人暮らしの家の窓を
全開にしてきてしまったため
帰ったら部屋の中がとんでもないことになっていました。
本当に忘れられません、、、(−_−;)
しほは英会話スクールで先生をしている
という設定だったため、
英語を喋る場面が何回かありました。
でも私は英会話なんてしたことがないので
一生懸命練習&勉強しました。
今、英語の発音の勉強をしているのですが
アフレコしたくてしょうがないです。
力不足でした、、、。
そして、季節も実はバラバラだったりします。
このシーンは11月の中頃に撮りました。
夕方でめちゃくちゃ寒くて、
ガタガタ震えてしまい本当に大変でした。笑
しかも波の音がうるさくて
海くんの声が全然聞こえなかったです。
きっと、お互い聞こえなかったと思います笑
あとは、海くんが6年生で
ちょうど成長期だったため
背の伸びるスピードが尋常ではなくて....
実は海くん、映画の後半で
背がめっちゃ伸びているんです笑
私とあまり変わらなくなってしまったので
遠近法で頑張っていたのでした😅笑
声も若干低くなっています。
気づいた友人が1人いました。すごい👏
他にも色々と裏話はあるのですが
今回はこのくらいにしておきます🌻
この映画を撮る1年くらい前のこと。
その時私はキャスターや
ナレーションの仕事を主にしていましたが
映像の女優さんに興味を持ち始め
そういう仕事をしていきたいな
と考え始めていました。
でも、もう年齢も年齢だし
今までなんの映像経験もないし
特別素晴らしいビジュアルや体型ではないし
どの程度の力でアクセルを踏んでやっていくか
ぼやぼやっとしていたというか
尻込みをしていたというか、でした。
この『アトムの欠片』は
オーディションで決まったお仕事で
この作品に出演させていただいたこときっかけに
映画作りの面白さ、
映像演技の奥深さ、難しさを知りました。
今の私があるのもこの映画のおかげで、
香田監督と出会えたおかげです。
ちょうど撮り終わる2020年2月頃から
本格的なコロナ禍となり
先が見えない毎日がスタートしました。
『アトムの欠片』も
どうなることかと思っていましたが
こうして陽の目を見ることができて
とても感慨深く、嬉しく思います。
長くなりましたが
ここまでお読みくださり
ありがとうございました!
初めての映像演技、初めての映画で
至らぬ点が多々ありました。
もっともっと精進していきます。
ありがとうございました!!!!
一ノ瀬鮎夏
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