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やっぱりこんまり先生はすごかった

やることがたくさんあるのに 気が乗らないとき
ソファーから本棚に手を伸ばして 眺める用の本を手に取ります
イラストや写真が多めの 読むというよりは眺めていられる本

今日は世界的ベストセラー「人生がときめく片付けの魔法」の
マンガ版を手に取りました
読みすぎて飽きていたので寝かせていた本でしたが
久しぶりに読んだらグサグサと刺さりました

ときめきを基準にものを選ぶ“こんまりメソッド”はあまりにも有名で 
本の内容もあらゆる媒体で出回っていて
私も空で言えるくらいそのやり方は把握しているつもりでした
実際それでだいぶ持ち物を減らしてこられたと思います

ですが今日読んでみて
あらためて響くところがたくさんありました
本の主人公と一緒にレッスンを受けて 自分の考えをノートに書き出しているうちに
もやもやはすっきり晴れていました


理想の暮らしを考える


「なぜ片付けをするのか?」これを突き詰めて考えるステップはとても重要です

近藤麻理恵『マンガで読む人生がときめく片付けの魔法』


片付けを終えたあと どんな暮らしをしたいのか
こんまりさんは主人公に「なぜ?」と質問をを繰り返して
理想の暮らしの指標となる「幸せのかたち」を明確に思い起こさせます

私も一緒になってじっくり考えてみました


私の理想の暮らしは

・毎日「今日は何をしようかな?」と思える部屋で暮らすこと
リセットされている状態
・ものにかける時間をほぼ0にしたい(断捨離や撮影など)
・ホコリ掃除がしやすい物量にしたい
・余計なものがない状態にしたい
・余白がある空間にしたい
ものの現役率100%にしたい
・好きなものだけにしたい
・一時的に増えたものは終わりを明確にして手放したい
過去より今 将来を見たい
・新しいことをしたい
・古いもの タスクが残っているものでいっぱいで新しいことにとりかかれないのがいや
人生もっといろいろ楽しみたい 経験したい
・日々のタスクは定番化 効率化 最適化させてそれ以外の時間を増やしたい
・本当は料理をちゃんとしたい けど他のやりたいことが多すぎて時間を割けられていない
・生活の土台ができていない
・片付けを終わらせて土台(料理)をしっかりさせてそのうえで好きなことをしたい
・ものに執着してしまうので持ちたくない 減らしたい
・棺桶に入る量までを目指したい
スッキリ シンプル 本質 気持ちいい 整っている そうありたい


とめどなく書き綴ってみると
限りなくものを減らしてすっきりしてみたいんだなということがわかってきました
そうすれば新しいことを始められる と思っている節もあるようです

最近取り組んでいた 実家から引き上げてきた荷物の断捨離では
つい「使ってから手放す」という 一見解決しているかのようで
手放すことを先延ばしにしている保留状態のものが多く残ってしまったので
それがもやもやしていたのかもしれません
グレーゾーンを減らして断捨離スピードを上げていきたいのだと思います


最高にときめく空間


理想の暮らしについて掘り下げているうちに思い出したことがあります
たまに これまでに撮った過去の部屋の写真を見返すことがあるのですが
「やっぱりいいなぁ」といつも見入ってしまうのは
引越直後の ものがほとんどない状態の部屋でした


搬入前


引越直後
実家で余っていた間に合わせのカーテンが足りてなさすぎます


化粧品と書類
これでとりあえず仕事には行けます


最高にミニマルで震えます


この部屋は何度目かの引越で
「今度こそ自分好みの家具と好きなものだけで全部揃えるぞ!」と決心して
新たな気持ちで生活をスタートした思い入れのある部屋でした

それまでは初めての一人暮らしでとりあえず揃えたものが中心になってしまっていて お金もなく部屋も狭かったので思い通りの部屋作りができていませんでした
そのなかで工夫してインテリアを楽しんだことは大事な経験になりましたが
一人暮らしを思いっきり楽しめるのはこれが最後かもしれないと一念発起し
1LDKに引っ越し お気に入りの家具や食器を時間をかけてそろえていきました

ある程度部屋が整ってきて ものを飾る余裕が出てきたときのことです
洗面所の前の壁に飾り棚を設置して 雑貨やお花を気分で替えながら飾っていました


よく通る場所なので目につきやすくて 素敵なものを飾れたときはうふふと気分が良くなっていたのですが
たまたま模様替えの途中で 何も置かない状態が数日続いたことがありました
そのとき 何も置いていない棚の前を通るたび
「次は何を置こうかな」と ものすごくわくわくしたのです


さすがに何も置いていない状態の写真は撮っていなかったので加工しました
(なんだか禍々しいのが残念です)


飾り棚なのに
何も飾っていない状態が一番わくわくした

多分 私にとっては
きれいにものを飾ってある状態より
ちょっと足りないくらいの どうしたらもっと素敵になるかなとイマジネーションが湧いてくるような状態が 一番ときめくのだと思います

そこが明確になって
「これからの断捨離は全捨てを前提にするくらいがちょうどいいのかもしれない」というちょっとこわい指針ができました


自分のときめきポイントにはっきり気づいた人は小さな自信が生まれます
自分の未来が信用できるようになります
いろんなことがうまくまわるようになります
出会う人が変わります
いい意味で予想外のことが起きます
変化が早くなります

近藤麻理恵『マンガで読む人生がときめく片付けの魔法』


世界的ベストセラーはバイブルだった


『マンガで読む人生がときめく片付けの魔法』は
主人公と同じように自分に当てはめて考えられる
まさにバイブルと呼ぶべき本でした

きっとまたしばらくしてから読むと違うところが響いてくるのだと思います
今日は手を動かせなかったけど もやもやした気持ちを片づけられました


大切なのは、過去の思い出ではありません。
その過去の経験を経て存在している、今の私たち自身が一番大事なのです。
空間は、過去の自分ではなく、未来の自分のために使うべきなのです。

近藤麻理恵『マンガで読む人生がときめく片付けの魔法』


こんまり先生 さすがです

マンガで読みやすいので疲れてる方にもおすすめです


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