LP制作時に画像ファイルだけで構成する事の問題点

まっち(@matchicchi)です。

タイトルの問題、何度か直面しています。デザイナーさんの立場からすると、広告評価などを気にすることはあまりないと思うので、知らない人も多いと思います。

そこで広告観点からこの疑問に回答したいと思います。

結論、使い方によります。多くのケースとしてLPは広告・メールなどからの遷移を主体するので、"SEO"を加味する必要はありません。

しかし、一つだけ考慮する必要があるのがGoogle広告の"ランディングページの利便性"です。

Google広告はランディングページのユーザビリティを評価に含めます。

その評価は以下4つ。
1.関連性
2.透明性
3.操作性
4.信頼性

出典:

これは私の経験則ですが、実際にほぼ画像ファイルだけで構成され、以下の対策がなされていないようなLPは"ランディングページの利便性"は低い傾向にありました。

ではどのように対策をすればいいのか?

仮説①:画像だけでLPを作ると、Googleが文字情報を読み取れない

画像ファイルだけで作ると、ページの内容をGoogleがクローリングした場合に文字情報ではないので、内容が読めません。
つまり評価できないという状態になる可能性があります。

そこに対する端的な解決策としては"画像のalt属性に画像に記載されている文字情報をしっかり記載する"というものです。

画像に「うる肌つやつや」と書かれていたらalt属性にも同様に「うる肌つやつや」と書くということです。

これがあることでソースコードに文字情報が記載されるのでGoogleが評価をできる可能性があります。

仮説②:画像だけでLPを作ると、表示速度が遅くなる

この問題は確実に起こります。誰もが5Gや光回線でアクセスをしているわけではないので。

対策としては、Page Speed Insightsに記載されている以下のような項目の対策をする事です。

1.LCP(Largest Contentful Paint)の画像のプリロード
2.次世代フォーマットでの画像の配信(webpやjpeg2000)
3.オフスクリーン画像の遅延読み込み
4.効率的な画像フォーマット

基本的にはコーディング時に配慮すべき項目がほぼすべてです。

まとめ

GoogleはSEOだろうが広告評価だろうが、その評価を厳密に開示してくれることはありません。ゆえに文脈から推測し、やれる対策をすべてやるというのがWebマーケターのやるべきことだと思っています。

画像ファイルでLPを構成する事自体は悪いことではないですが、その代わり機械でも短時間で読み込めるように、ソースコードには気を遣ってあげることです。


ということで終わりです。読んでくれてありがとうございました!

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