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Photo by
minhai
みんなの俳句大会 ライラック杯に参加いたします。
もう春。いつの間にか仲春の候も過ぎていて、季節の巡るのは早いな~って感じる。noteの恒例の企画。今回も謹んで参加させていただきます。
淡雪や大往生の枕元
枕辺にひ孫の声や雛納め
やはらかく読経を包み風光る
あわゆきやだいおうじょうのまくらもと
まくらべにひまごのこえやひなおさめ
やはらかくどきょうをつつみかぜひかる
今回の俳句のテーマは、実生活からの感傷と想い。100歳近い利用者さんとのお別れを詠んでみた。今ではあまりみられなくなったけれど、長老のご家族を送る営み。死は忌避するものではなく受け止めるもの。自然なことなのだと感じる。
人は死ぬときは一人。だけど亡くなる時、傍らに子供や孫やその子供達、自分が愛して慈しんできた者がいてくれたら、後を託して満足して安らかな気持ちで永遠の眠りにつけるんじゃないかと。この方は素直で穏やかなお婆ちゃんだった。生きることの延長に死ぬことがある。
クルーの皆様、今回もありがとうございます。よろしくお願いします。