ジリからのエベレスト街道クラッシックルート Day 0
定年後の海外旅行第二弾。
10月23日 、ついにネパールはカトマンズに向かう日が来た。
平静を装っても、不安と期待が交錯し、尻がムズムズして落ち着かない。
エベレストの麓の街ジリからカラパタール&エベレストBCへの21日間のトレッキング一人旅。
前後の日程を含めれば、計26日間にもなる。
ネパールに縁もなければ、登山の経験があるわけでもなく、山に興味があるわけでもない。
どう考えても、Mっ気てんこ盛りの苦行旅。
きっかけは、数年前に読んだ世界を旅する熟年バックパッカー達の体験記だった。
還暦を過ぎても、旺盛な好奇心と行動力で旅する姿にすっかり魅了されてしまった。まさに Die with Zero。
知れば知るほど、ネパールという国もおもしろそう。
絶景を眺めながら、ひたすら山を登るのは、最近ハマりにハマっているバックカントリースキーにも合い通ずるものを感じる。
スキーとは言え、ひたすら雪山を登るバックカントリースキーがそこそこできるなら何とかなるだろう。
行きたい。
でもフルタイムで働く妻を置き去りに、そんな長期で出かけていいのか?
一人旅の経験なんて皆無。大丈夫か、俺?
そもそも還暦越えて、21日間も歩き続けられるのか?
年末には62歳になる。自分でも驚きの年齢だが、忍び寄る老いには勝てないだろう。
10㎏を超える荷を背負い、5,000mを超える高地を目指して21日間も山を歩く無謀旅。行くなら今しかないと決めた。
夏には不退転の覚悟で、飛行機を予約し、宿も決めた。
この数カ月は、ゼロからのトレッキング用品集め。ザック、トレッキングシューズを買い、ウエアを買い、カメラ、時計を新調した。
身体づくりは、これまでのランニングに加え、近所のお寺の階段昇降をメニューに加えた。おかげで太ももは一回り大きくなった気がする。
そして出発前日、重すぎる荷物を何とか減らそうと奮闘するが、21日間という長い日数と高地での防寒具で、荷は増えるばかり。
こりゃ、思ったより難題だ。
深夜の羽田空港。ねむい。
何でredeye flightなんか選んでしまっんだろう。
歩き始める前から、身体をいじめる僕であった。
では、行って来ます!
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