株の「勉強しない」って意味:初心者
勉強しない
このnoteの名前が「勉強しないで株を買って緩やかに死ぬ」なんてタイトルなので、どういう意味でつけたのか触れておこうと思います。
勉強しないしけど、株を買ってしまった。って、すごく頭悪そうなフレーズ。残念ながらわたしです。
あらためて数えてみたら、もう8年目でした。
初心者の株式デビューはビックカメラ[3048]でした。
20代半ばで始めて、今30代前半です。
今までに読んだ投資関連の書籍は2冊です。8年間で2冊。
四捨五入したら経験値はゼロ。
1冊目は、ブックオフで100円で買った個別株の入門書。
2冊目は、個別株とは関係なく「ほったらかし投資術」というインデックス投資の指南本(名著)
ちなみに株式の売買で情報交換を行っている人は1人もいません。
誰にも知られずに緩やかに死んでいきます。つらみ。
戻りますが、8年前に1冊目の本を読み終えた時に、聡明なわたしは思いました。
「株式って勉強しても無理ゲー」だと。
よく、皆さんがおっしゃるのは「投資は自己責任。だから自分で選んで納得のいく決断をする」です。たぶん合ってる。ぐうの音もでない正論。じぶん、まぶしいっす。
でも、それって皆に当てはまるの?
株式市場で高いパフォーマンスを叩き出す人って、よっぽどの強運を除けば
「頭の良い人たち」→「その中のさらに頭のいい人たち」ばっかりです。
全員勝つなんてありえないんだから。
お利口さんでも全然爆死します。なんだよ地獄かよ。
頭の良いというのは単純にお勉強だけでなく、たぶん「決断の精度が高い」とかそういうニュアンスも重要です。インテリジェンス?センス?ちょっとわたし取扱いがないですね。えへへ、入荷予定もないです。
つたない自分の脳みそで決断して、確信のないまま購入した株で、右往左往しながら心配する時間だけ増えて、けっきょく損した方が納得いかんわ。
もうね。最初から勝てると思ってないもの。1冊目を読み終わった直後から。
「生き馬の目を抜くような目まぐるしい戦場で、屈強な戦士たちの切った張ったのマウント合戦で阿鼻叫喚。そんな世界でも、あたいは皆を出し抜くわ!」
という鬼メンタルはそのまま突き進んでください。わたし、無理っす。
そして結局のところ、インデックス投資が良いと考えました。
メリット
・分散投資ができる
・手数料も安い
・負けにくい
デメリット
・大勝しない
・ひま
・楽しくない
ほほう。
これは、勉強したくない私のための投資法だ。
楽しさなんていらない。なぜなら、楽しいことなんて他にいっぱいあるから。
企業分析してチャートの差異にドキドキする時間があるなら、わたしは動物園にいってハシビロさんにドキドキしながらキャッキャしたい。
もともと定期預金だけじゃ、インフレしたら死んじゃうという「面倒くさいけど、しょうがないからやる」というズボラな理由で投資を検討し始めたんです。
そう思って8年前にバンガードのVTと、TOPIX連動(1306)を買いました。
こうして株式投資の初心者は中級者を目指さずに、その短い旅路を終えたのだった。
これで「投資」に割り振る私の脳内リソースは最小限になったはず。
はず。
はず。
あれ?おかしいね。
ここはインデックス投資ブログじゃなかった気がする。
なにが起きたんでしょう。
インデックスの銘柄を購入する際に、いろいろなブログを拝見させて頂きまして。いくつかは定期的に訪問していました。
そうすると傍から見ていて彼らは先述した「生き馬の目を抜く~」の戦士たちなんですよ。たぶん。屈強で精悍なソルジャー。初心者からみたら。
そして、一部の人たちはガッツリ銘柄や買値を公開しています。
これは・・・。
マネしちゃいました。えへっ。
俗にいうパクリ投資です。「パクリ投資」という単語も今ググって知りました。
身もふたもないどストレートなお名前。
自分が勉強するのは無理ゲーだけど、ネット上に点在するソルジャーの動向をウォッチするのはイージー。
採用までの脳内会議としては
Q.じぶんの頭を使うべき
A.じぶんの頭を過信するな
Q.人のふんどしで相撲をとるな
A.ふんどしはムリだけど銘柄ならいける
Q.情報が発信されなくなったら終わり、バカなの?
A.あっはい。でもインデックス投資に戻るだけです
はい可決。
それからは自分の頭に見切りをつけて、国内の株式は清々しくパクリ投資してます。
タイトルの「勉強しない」はこんな感じの意味でした。
勉強していないのでレベルアップしてません。ずっと初心者。
風向きが悪くなったらインデックス投資に出戻りすればいいと思いつつも8年目に突入しました。100万円でスタートです。
こちらは先月の明細です。よろしければご査収くださいませ。
それではどうぞ、よろしくお願いいたします。