【愚息が申しますに】36 『トマス・ゴードンはやっぱり神だった件』その2
火曜日の朝、バンビ学園から電話がかかってきた。
いや〜週末の愚息、ちょっと寮生活が面倒くさそうだったから、遂に友達グーパンチで殴っちゃったか〜
と、恐る恐る出た電話の相手は、ハウスマスターのA先生だった。
今、話せるますか?と聞かれたので、大急ぎで使っていない会議室を使用中にして閉じこもり、先生の話に耳を傾けた。
結論から言うと。
先生は『コミュニケーション技法の勝利』な瞬間に、期せずして立ち会ってしまい、ビックリしてしまったようだった。
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少し前から愚息の部屋で『ルームメイト間での揉め事』があり、それを解決する為に先生と個別面談したり、当事者同士で話し合いをしたりしていたのは私も愚息から聞いて知っていた。
だから週末帰宅した時も、週明けに再度の話し合いをするにあたり、何やら自分の中で、今までの話し合いをもとに、『相手に対して伝えたいこと』や『自分が感じていること』を整理しているようだった、、、
「yurukeくんが、話し合いの最初の方で、同室の『△△くんが怒っている感情の下には不安とか孤独があるんだと思う』というような事を言ってくれたので、△△くんもすごくラクになったみたいで、今まで我々にも友達にも言えなかった本心みたいな部分をばぁぁぁぁぁっと話しだして、、、いや、本当にyurukeくんのあの一言で話し合いの場の空気がガラリと変わって、、、すみません。こちらが一方的に喋っちゃって、、、でもそれくらい、本当に私も驚いたんです!」
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『全ての怒りの下には2次的な感情がある』
ははぁ〜ん。
愚息は週末、春休みのコミュニケーション講座で習った、このことについて考えていたのだな。
そして、その考えを友達にちゃんと伝えたんだ。へぇぇぇぇ〜
でもゴードンメソッドいきなり使ったんだ(笑)
コレに味をしめて、技法を悪用しない事を祈ります。
が、そんな一言で話しを引き出してしまうなんて、愚息の言った通り
トマス・ゴードンてやっぱ神だわ!
そして
褒めて褒めて褒めまくる!
バンビ学園も相変わらずブレてなくて安心した。
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