1000日目には何もないけれど　～「今日の1コマ2021」完成～

年末の今日、3枚目の年間カレンダーがすべて埋まった。

1年目の締めくくりの際も書いたが、もともと何か目的があったわけではない。
3年続けた今も、フォロワーさんやスキが激増したり何か依頼を受けたりするようになったわけでもない。
（いつも見てくださっている方、ありがとうございます！）
そんなバズるほどの力量も、バズらせるほどの気合や戦略もない、一投稿者の感想を。

※やり始めたきっかけやルールなどの細かい説明は1年目最終日の投稿に一通り書いていますので、こちらをご覧ください。

１）1000日目はどうだったか

当時は書かなかったが「1000日目投稿時の画像を見てみたい」欲はあった。

願いが叶った今年2021年9月26日。
投稿後に画像を見て「1ケタ増えたな～」で終了。なんの感動もなくそのまま通過。
この日の投稿内容もやたらあっさりで、むしろ前後の日の方が中身があったくらいだ。

もともと何かを達成するためにゴールを設定したり仲間と一緒にやったり気持ちを高める手法を取り入れたりするのが得意でなく
「やると決めたことを機械的に1日だけやる」のが1番成果が上がる方である。
なので今回も、毎日投稿が当たり前になりすぎて
　1000日目の感動　＜　毎日投稿し続ける淡々とした気持ち
になってしまったらしい。

『小さな習慣』という本の著者が「腕立て伏せ1回だけやる」ことからすべてが始まった、と書いていた。自分は腕立て伏せ1回と同じくらいの小さなことだけを3年やってきたのだから、感動がないのは…まあ当然、とも言える。

２）やっていたのは自分育て

書き続けた3年で、周りの様子はずいぶん変わった。
1年目は平成から令和に変わった年。どんな世界が広がっていくか心躍った。
2年目は年明けから社会の様子が変わり、これからどうなるか不安が募った。
3年目の今年は、社会の変化に家の都合が加わり、不自由さを感じることも増えた。
不安定な状況で夢を描きにくくなっているようにも感じる。

特に大きな夢もなく何かを達成したわけでもない中で、何を手に入れたか。
いろいろ考えて出した結論は「メンタルの強くなった自分」だった。

1日の終わりに投稿することで総括をする（とはいいつつ、特に今年は先に写真だけUPして後でまとめて投稿するチート投稿もたくさんしましたが）
よかったことではなくハイライトを投稿すると決めているので、嫌なことも内容次第では1コマのネタとして昇華する。
時々見返して退屈な内容が続いていたら、生活を少しだけ変えてみる。

この大きな流れと小さな一瞬を同時に見られる形式は自分にはとても合っていたらしい。
今日の重荷は紙の上に置いていき、カレンダーから気づくささやかな違和感は現実で取り除くようにする。
同時進行で、100%OKの自分の記録を残していく。
そうすることで、頭を悩ますあれこれから少しずつ解放されて身軽になっていったように思う。
自分がやり続けたことは、お花の栽培のようなことだったのかもしれない。

また自分の手で整えられた存在は、2年目以降の不安が付きまとう状況の中で私の支えになってくれていた。
紙の上だけは自分だけの自由な空間。
まわりは沼のような不安定さなんですもの。ならば自分のオアシスは自分で作ればいいんじゃない。

３）夢はないけどまだ続く

3年続けて何か目標はできたか？と言われると、やはりない。でもこれは続けていく予定。
追う夢はなくても、育てる自分はまだ存在するのだから、もう少しやり続けていくことにする。

来年の分のカレンダーはすでに作成済だ。

明日からもまた当たり前の、もしかしたら当たり前ではないかもしれない1日を積み重ねながら暮らしていきましょうか。
「今を生きる」と大声で宣言しなくても、私たちは永遠に「今」にしか存在できないのだから。

-------
今年も1年、ありがとうございました。
よいお年を。