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日々の徒然

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日常の糸を手繰る。つぶやき、備忘録、毎日の1ピース。
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#美術館

ぐるっとパス対象館の一覧を作った

美術館や博物館の入場券・割引券が1冊になって販売されているぐるっとパス。 2年ほど前に、都内の地理にもう少し詳しくなりたくて使い始めた。そんな理由で使い始めたくらいだから美術に明るい方ではないけれど、対象館で行われる展覧会をぶらぶら見に行くだけでも十分に楽しい。“美術館に行ってみたいけどどこから行けばいいか分からない”“CMで見る大型の企画展以外も興味ある”人たちへのヒントになってくれるものだと思う。 今年は販売終了ぎりぎりの1月末に2019年度のものを購入したものの満足

別れは潔く、突然に。 ~東京国立近代美術館工芸館~

2月はじめ。 3月で移転閉館が決まっていた東京国立近代美術館工芸館へ行ってきた。 工芸館のことを知ったのは2017年ごろだろうか。旧近衛師団司令部庁舎が保存活用されている建物に興味があったものの、竹橋駅から緩やかな上り坂を進むのがなんとなくおっくうで存在を知った後も長く行ってなかった。 過去日記を探してみたら、初めて行ったのは2018年の「名工の明治」展。 その時に出展されていて、精密さとあまりの迫力に絶句した鈴木長吉《十二の鷹》 久しぶりに見ることができた。やはりただた

ヨコミチの楽しさを知る ~「へそまがり日本美術」府中市美術館~

10連休だった今年のGW。 出かけるとしても人が多いのは苦手だし、特に何か集中してやりたいこともない。 いろいろ考えて、毎度おなじみ感も否めないが美術館巡りをすることにした。 私の美術館散歩で大活躍中の「ぐるっとパス」 普段はメトロパスの範囲内をまわることが多い。メトロ利用にこだわりはなく、単に都内の交通網をよく把握していなくて路線が混じると間違えるからという理由。 ただメトロパスの範囲だけでも十分に楽しめるものの、やはり手落ちになる範囲も出てくる。例えば都内だったら杉並~

静嘉堂文庫へお散歩

3連休の中日の日曜日。 静嘉堂文庫美術館へ行ってきた。 二子玉川駅から遊歩道を歩いて20分ほど。 少し急な坂を上って裏門から入る。 今の展示は「岩﨑家のお雛さまと御所人形」 戦後、一度はばらばらになった人形が再度揃うとは…桐村喜世美氏の収集への情熱が目の前の展示に反映されているのに頭が下がる。 岩﨑小彌太の還暦祝いに作られたウサギづくしの「木彫彩色御所人形」は、にぎやかな雰囲気が伝わってきて見ているだけで楽しくなる。 静嘉堂は建物からの眺めや庭園もすばらしい。 庭園へ下

金曜は夜間開館@松濤美術館

最近、松濤美術館へ行った。 行ったのは金曜日のお昼前。 金曜は20時までの開館だけでなく、渋谷区民は無料らしい。 (今回初めて気づいたのでいつも無料かは不明) 人の多い所から少し離れていて展示室もそれほど広くないという、 この美術館の場所や規模だから可能なのかもしれないけれど 気軽に立ち寄れる場所として美術館があるのがいいなと思った。 ここは建物も雰囲気があって居心地がいいのでうらやましいな、とも。 ちなみに見に行ったのは「終わりのむこうへ : 廃墟の美術史」 終わりに