母は毒親だったのか(8)
↑ご興味のある方は最初から ↓前回記事です。
いろいろと病気をしながらも、なんとか立ち直り、縁あって東京在住の夫と出会うことになったわけですが‥。
出会った時に、「お互いこの人と結婚するだろうな」と予感し、遠距離ということもあり、早い段階で私の両親に会ってもらうことに。
母は最初は「そんな人と会いたくない」の一点張りだったのですが、いざその場になると、笑って彼と接している不思議。
でも、彼への質問の内容が実にストレートで、
「年収はいくらくらいもらってはるんですか?」
「お義母さんとの同居は考えてはるんですか?」
「どんなご兄妹がいてはるんですか?」
等々、アンタッチャブルな内容もズケズケと。
まぁ、結婚を考えている相手なのだから、そういう聞きづらいことこそ、親が聞いてくれてありがたかったのかなと、今なら思えるのだけれど、その時は彼に対してのトゲのある質問を繰り返す母に、ハラハラドキドキ‥。
でも、そんな私の心配をよそに、彼はひとつずつ丁寧に答えてくれて、空気を読んだ父が、
「よかったやんか。ワシらも東京に遊びに行けるな」
と、ひとこと。
長きにわたり、父に対しても反抗期だった私ですが、これを機会に父とは和解しました(笑)