2024 スワローズドラフト予想

いよいよ、明日はドラフト会議です。
今シーズン5位に終わったスワローズの救世主となる選手はこのドラフトで獲得することができるのでしょうか?
それでは、まずは今のスワローズに必要な選手をポジション別にみていきましょう!

2024年のスワローズ分析

■先発投手(△は左投)


2024年右先発投手成績
吉村貢司郎 23先発9勝8敗 3.19
サイスニード 22先発2勝8敗 5.03
ヤフーレ 21先発5勝10敗 3.34
△高橋奎二 20先発8勝9敗 3.58
小川泰弘 11先発2勝5敗 4.65
△山野太一 10先発3勝4敗 6.08
小澤玲史 8先発6勝6敗 2.55
△石川雅規 7先発1勝4敗 4.10
奥川恭伸 6先発3勝2敗 2.76
高梨裕稔 6先発1勝4敗 4.14

柱として期待していたサイスニードと小川泰弘が計算外の結果。
吉村の成長と高橋の飛躍は来年以降も期待できるが、いずれにせよ先発の枚数が不足しているうえ、12球団最低の先発登板イニング数となっており、イニングが食える先発が即戦力として必要となってくる。

■救援投手


救援陣でも軸と考えていた田口、清水が計算外となった。田口の穴は一時は石山が埋めていたが、その石山も調子を維持できず、最後は小澤がクローザーとなったが、来年以降は未知数。
大西、山本、ロドリゲス、木澤らが勝ちパターンを形成するも最後まで固めることができなかった。
若手では丸山翔大が27試合に登板して防御率0点台を保つ台頭を見せた。
来期は二軍で先発調整をしていた清水を元のセットアッパーのポジションに戻す計画もあり、これがうまくいけばそれほどプライオリティの高いポジションではない。
大西、丸山のように下位指名や育成指名からの飛躍や小澤、山本のように戦力外やトレードなどで他球団から戦力を補強できるポジションともいえる。

■捕手


古賀が一軍で出場記録なしとなり、中村に次ぐ第二捕手に松本が収まった。
中村も年々成績を下げており、世代交代が必要なポジションとなっている。
世代交代候補の1番手と考えられていた内山壮真が今オフ腰の手術、鈴木叶もシーズン後半欠場が目立った。橋本は二軍での成績もよく期待できる一方で、ベテランの西田が戦力外となったこともあり、絶対数が必要となってくる。

■内野手


今シーズンは長岡が飛躍し、4ポジションのレギュラーがしっかりと固定できたといえる。おそらく来年もアクシデントがなければオスナ、山田、村上、長岡の4人がレギュラーとなるだろう。
ただ、3年後同じポジションを守っている可能性があるのは長岡だけで、村上は再来年からメジャーへポスティング予定、山田、オスナも年齢的にこれからさらなる成績の上積みは考えづらい。
ポスト村上、ポスト山田を考える時期が来ているといえるので、将来性豊かな大砲的ホットポジションが欲しいところではある。

■外野手


塩見が早々に離脱したため、サンタナ以外のポジションが不確定となった。結局、サンタナに次いで打席に立った外野手は西川となった。
ただ、丸山、増田、岩田、並木といった選手たちも後半に躍動して、将来性を感じるものがあった。
青木、山崎の引退で左打者が不足すると同時に大砲タイプが濱田が伸び悩んでいることから、サンタナと澤井に期待せざるを得ず、そこにもう一枚、将来的にレギュラーを担える選手が欲しい。

必要となるポジションは?

正直言って、全ポジションが補強ポイントである。
ただ、それでも欲しい選手をすべて獲得できないのがドラフト会議なので、優先順位を決めていく必要がある。
1.イニングが食える即戦力先発投手
2.将来、主軸を打てる内野手
3.将来のローテーションの軸になる若手投手
4.大砲タイプの外野手
5.守備力優先の捕手
6.使い勝手のいい投手

スワローズに必要な選手

上記の必要となるポジション別に上位で指名すべき選手と下位でも指名できる選手とにわけて探っていきたい。

イニングが食える即戦力先発投手

■上位候補
△金丸夢斗(関西大)
中村優斗(愛知工業大)
篠木健太郎(法政大)
△佐藤柳之介(富士大)
△伊原陵人(NTT西日本)
■下位候補
寺西成騎(日本体育大)
坂口翔颯(國學院大)
△徳山一翔(環太平洋大)
△荘司宏太(セガサミー)

将来主軸を打てる内野手

■上位候補
石塚裕惺(花咲徳栄)
宇野真仁朗(早稲田実業)
宗山塁(明治大)
佐々木泰(青山学院大)
△浦田俊輔(九州産業大)
■下位候補
△三井雄心(浦和学院)
△柳舘憲吾(國學院大)
△森翔太郎(中部学院大)
大西蓮(JR東日本東北)

将来ローテーションの軸になる若手投手

■上位候補
△藤田琉生(東海大相模)
今朝丸裕喜(報徳学園)
柴田獅子(福岡大大濠)
■下位候補
清水大暉(前橋商業)
村上泰斗(神戸弘稜)
狩生聖真(佐伯鶴城)
小船翼(知徳)
△髙橋幸佑(北照)
△中島悠貴(茨城トヨペット)

大砲タイプの外野手

■上位候補
△モイセエフ・ニキータ(豊川)
西川史礁(青山学院大)
渡部聖弥(大阪商業大)
△麦谷祐介(富士大)
■下位候補
△正林輝大(神村学園)
△吉納翼(早稲田大)
林冠臣(日本経済大)

守備力優先の捕手

■上位候補
箱山遥人(健大高崎)
■下位候補
龍山暖(エナジックスポーツ)
石伊雄太(日本生命)
野口泰司(NTT東日本)

使い勝手のいい投手

■上位候補
岩崎峻典(東洋大)
△吉田聖弥(西濃運輸)
△竹田祐(三菱重工West)
■下位候補
山口廉王(仙台育英)
△宮原駿介(東海大静岡キャンパス)
東山玲士(ENEOS)
木下里都(KMGホールディングス)
沢山優介(ヤマハ)

2024年ドラフト指名予想

1位指名予想

今年は公言しているのは広島の宗山のみ。
他球団の動向が全く分からないドラフトとなっている。
1回目で確実に入札があるのは公言されている宗山に加え、金丸と西川。
この3人に8~12球団の入札があるのではないかと考えられる。
スワローズは5~6人の候補がいるとのことだが、おそらく外野手はないと思われる。そのため、金丸、中村、宗山、石塚、藤田、柴田あたりと考えられる。
スワローズが投手を優先で行くか野手を優先で行くかで下位の指名も大きく変わってくるので、2パターンに分けて考える。

■投手優先
投手優先の場合はおそらく入札は金丸夢斗(関西大)と思われる。
スワローズはドラフトの目玉に特攻するケースが多く、今回の目玉と言われている金丸へ入札に行くと思われる。ただ、一本釣りを狙って中村優斗(愛知工業大)柴田獅子(福岡大大濠)の可能性も否めない。
■野手優先
野手優先の場合も投手同様、目玉に行くと思われ、宗山塁(明治大)が有力ではないかと思う。こちらも一本釣り狙いで石塚裕惺(花咲徳栄)の可能性も考えられる。
ここに挙げた5選手の誰かが入札できれば成功といえるが、抽選を2回以上外した時は伊原陵人(NTT西日本)篠木健太郎(法政大)佐々木泰(青山学院大)までが候補になってくるだろう。

2~3位指名予想

1位で投手を指名する可能性は自分は60%以上と考えている。
その時の2位指名は野手になる。
野手で1位指名確実と思われるのは宗山と石塚のため、それ以外の野手から選ぶ必要がある。候補になるのは先ほどあげた佐々木に加えて、宇野真仁朗(早稲田実業)浦田俊輔(九州産業大)となるのではないだろうか?
スワローズは5位だったため2位指名から3位指名までが遠い。そのため、2位と3位では大きな差が出てしまう。よって、スワローズの3位指名ではかなりの有力選手は指名された状態となる。そこで、3位指名だが、高校生投手の清水大暉(前橋商業)小船翼(知徳)髙橋幸佑(北照)もしくは大砲候補の外野手である正林輝大(神村学園)吉納翼(早稲田大)ではないかと思う。

4位以下

指名は全体で5名程度と言われているので、投手2+野手3だと思う。
最低でも内野手は1人とっていると思うので、投手、捕手、外野手から候補を探したい。
投手では宮原駿介(東海大静岡キャンパス)岩崎峻典(東洋大)中島悠貴(茨城トヨペット)東山玲士(ENEOS)木下里都(KMGホールディングス)沢山優介(ヤマハ)と先発でもリリーフでも使えそうな層を中心に選択。
捕手では龍山暖(エナジックスポーツ)野口泰司(NTT東日本)。石伊はおそらく3位以内で指名されるとかんがえているので、それ以外の2人をリストアップ。龍山の場合は育成指名の可能性も考えられる。
外野手では、前出の正林、吉納に加えて林冠臣(日本経済大)あたりが最後まで残っていれば指名すると面白いと思う。

2024年スワローズ指名予想
■1位投手バージョン
1位 金丸夢斗(左投手・関西大)
(1位 伊原陵人(左投手・NTT西日本))
2位 浦田俊輔(内野手・九州産業大)
3位 吉納翼(外野手・早稲田大)
4位 髙橋幸佑(左投手・北照)
5位 東山玲士(投手・ENEOS)
6位 中島悠貴(投手・茨城トヨペット)
育1 林冠臣(外野手・日本経済大)
育2 龍山暖(捕手・エナジックスポーツ)

■1位野手バージョン
1位 宗山塁(内野手・明治大)
(1位 石塚裕惺(内野手・花咲徳栄))
2位 伊原陵人(左投手・NTT西日本)
3位 竹田祐(左投手・三菱重工West)
4位 正林輝大(外野手・神村学園)
5位 野口泰司(捕手・NTT東日本)
6位 東山玲士(投手・ENEOS)
育1 林冠臣(外野手・日本経済大)
育2 龍山暖(捕手・エナジックスポーツ)

くじを当てる、外すは運なので仕方ないと思うけど、運以外の部分で調整できる外した時のBパターン、Cパターンをうまく運用できないのがスワローズの今までのドラフトのダメなところなので、そこはしっかりと見極めて、将来のスワローズの主力となる選手を獲得して欲しいです。

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