転職について④

※前回からの続きです。
https://note.com/yurusivamon/n/n770f66953c64

今回は転職活動期間に自分の気持や考えがどう変化していったのかについてに書いていく。

転職活動を始めた当初の私の精神はとにかく弱っていた。
転職について②(https://note.com/yurusivamon/n/n4caf44eee694)でも述べているが、事実上任されていた仕事を放り出してしまったわけであり、自分が情けなく、関係者の人達に申し訳ない気持ちで胸がはちきれそうな思いであった。

結果として新卒で就職してからずっとやってきた技術者としての自信を完全に失ってしまっていたのである。

結果として、転職しようと考えたときに
「もう、技術者やめよう」
が間違いなく頭の中にあったし、実際行動にも出ていた。

この前提の元、考えたことは
「給料が下がってもいいから、自分が強みが発揮できる仕事に就きたい」
この思いをもとに世の中にどんな仕事があるのか調べた。

給与が下がってもいいけど、ある程度は生活水準を維持したい思いもあったので、とりあえず派遣といえどメーカーの開発をずっとやっていたこともあり、メーカーに対する理解はあるだろうと言うことで、主にメーカーの営業だとか総務などを中心に応募しまくり、とにかく技術者、開発から逃げつつそこそこの給与をもらおうと考えた。

だが、ここでの結果はボロボロ。
内定どころか書類通過もワンチャンレベルで、このとき自分はニート以外の道はないんじゃないかと本気で思ったほどである。
まだ若いから未経験枠、第二新卒枠でギリいけると思ったが現実は甘くない、メーカーの壁は凄まじいことを突きつけられた格好である。

この結果を受け、
「そもそも内定が出る可能性のある職種の中で自分が興味を持てる仕事はなんだろう」
この考えをもとに星の数ほどある仕事を調べまくった。

調査や自己分析の結果いいと思ったのは、自分は元々家電やパソコンが好きで相当詳しい方である自負があったのでケータイショップ店員や家電量販店の店員、メーカーのコールサポートなどである。

書類応募、面接を受けてみた。
結果ここでは正社員内定を貰いまくった。

やってみたい仕事でもあったのでここで転職活動を終えることも考えたが、内定が想定以上にポンポンでたことで自分への自信を取り戻したこともありもっと上の企業を目指そうと思い、ここで得た内定はすべてお断りして転職活動を続行することにした。

というのもやはり提示された就業条件がひどかったのである。
よくて年収300万ちょい、酷いと280万なんてザラである。
元々年収400万以上もらっていたのでこの少なさには正直驚いてしまった。

生活レベルを守りたかった私はここでさらに考えを転換。
「環境を変えて技術者にもう一回挑戦してみよう。
これで続かないようならこんどこそ辞めよう。
まだ若いから、環境を変えればやり直せるかもしれない」
この思いで今と同じくらいかちょっと上くらいの条件提示をしてくれそうなメーカーのエンジニア採用で応募してみると面白いくらいに書類が通り、逆に自信が出た。

というのも、当時派遣先で見ていたメーカー、及びメーカ社員というのは私にとってはものすごくキラキラ見えていたのである。

メーカーのオフィスで働ける保証があるのいいなぁ。(派遣は切られると自社のしょぼいオフィスへ戻らなければいけないため)
メーカーの会社ロゴかっこいいなぁ。
メーカー社員名乗りたいなぁ。
なんで俺はメーカーで開発してるのにメーカー社員名乗れないんだろう。

そんなことをずーっと思っていただけにメーカーの人事に相手してもらえたことにもう感謝感激状態でテンション爆上がりだった。

ちょっと前までエンジニアなんてやめたいと思っていたが、ここにきて元々抱いていたメーカーへのあこがれが強すぎてエンジニアでもいいからメーカーの社員になりたくなってしまったのである。

ちなみに書類や面接に通過した具体的なメーカー名を出すと、ソニー、東芝、トヨタ、富士通などの日本を代表するような名だたる企業の関連会社である。

やばくないすか?
だって俺Fラン大卒なんですよ?
派遣社員なんすよ?

こんな千載一遇のチャンスは二度と無いと思った私はこれらの企業に入るために面接前のSPI対策を速攻マスターし、SPIに通過した後に面接も通過。

内定が出た企業の中で今の会社に決めたのである。

次は、実際に転職してみたその後について書いていこうと思う。




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