あえて今、名作の感想を書く

ナイトウィングの単独映画計画がとん挫してから日々怒りに悶えています。ユルセ・ネイと申します。
皆さん映画は好きですか?わたしはそこそこ好きです。まあ有名な大衆映画をぼちぼち見る程度ですが。
よく言われていることですが、映画なり小説なりのインプットをしたら文字に残してアウトプットの練習をすると良いらしいですね。

ということで、私もこの手法で感想の発信練習でもしようかと思います。普通に今流行ってる作品の感想でもいいんですが、私は逆張り人間なのであえて古めの名作の感想を書いていこうかと思います。


ハリーポッターと賢者の石
マジ?このレベルで有名な作品の感想書くのかよ?って思ったあなた!!俺もそう思う。だが、書くしかないのだ


感想

映像について
ハリーポッターシリーズ全体に言える事ですが、CGIを使わずに済む場面はCGIなしで撮影しているというのもあって映像にリアリティがありますね。グリンゴッツ銀行のゴブリンなんかも実際に役者が演じてますし、本当に存在する魔法生物のような雰囲気が出ています。終盤の巨大魔法使いのチェスなんかもすごい迫力で、本当に岩製の駒が吹き飛んでいるように見えてしまいます。
魔法で起きている現象を、どこまで現実的なアプローチで表現するのか?というのを考えながら観るのも楽しい作品ですね。CGIやグリーンバックに頼るのか、小道具に頼るのか、特殊効果に頼るのか。映像の勉強をしている方にも良い教材なんでしょうかね。
撮影に関して言うと、ほとんどの舞台は実際の建築物なんですよね。イギリスの古めかしい建築を楽しむという視点でも楽しめる映像になっています。

次いで物語に関しての感想です。これもシリーズ全体に言える事ですが、起きている事件の重さに対して学生たちの日常が際立っていてメリハリが効いていますね。方やヴォルデモートの陰謀がうごめいていながら、ハリー達の日常や授業風景などがしっかり描かれている。重大で深刻な事件のそばで、楽しい学生生活が送られている。暗い気持ちになりきらないという意味では素晴らしい大衆映画ですね。シリアスなシーンでもコメディチックな描写が入るなど、まさに児童文学原作らしい愉快な構成です。
キャラクターの描写も非常に丁寧な印象です。賢いけど気難しいハーマイオニー、どこかおとぼけだけど勇敢なロンなど主要なキャラクターの役造りがしっかりなされているため、実際の人物を追っているような印象を受けます。主要キャラクターはもちろん、ずっと落ちこぼれの雰囲気を出しているネビルなどのサブキャラクターの描写も短いながら丁寧にされており、リアルな学生生活を想起させます。


結び

端的に言ってしまえば、映像と脚本演出ともに素晴らしい作品だと思います。ただ激重感情の摂取や社会的意義などを求めている方にはそんなに刺さらないかもしれませんね。

多分また書きます。己の研鑽のために
読んでくださった方、駄文失礼いたしました。読んでいただきありがとうございます。
さようなら

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