誠に僭越ながらnoteの記事を拵えました...
DTMって孤独なものだなぁ。
数名のミュージシャンと共にレコーディングスタジオにてエンジニアの方の手と知恵を借りRecやMixに及んでいた事を思い出して、なんだか急に寂しくなってしまった。
だってそうやってエンジニアさんを囲んでみんなであーしてくれこーしてくれ(わがまま)やっていた事を、
始まりからお仕舞いまで一人で完結するのだもの。
DTMerとかボカロPとか呼ばれる人の大半がそうで、僕もひとりPCに齧り付いてあーでもないこーでもないしていたところ急に色々思い出してグッてなっちゃったという..。
気付けば6月も半分を過ぎ、そこはかとなく紡がれてゆく夏の気配。
最近、グッてなっちゃう。
これは多分とある書籍のせい。
何年か前に僕を痛く感動させ、今でも何かこう夜逃げでもしたいようなポップでメランコリィな気分の時に「ボ ク ヲ ヨ メ ヨ」と繰り返し語りかけてくる、とある本を読み返しているせい。
「いきものがたり」(水野良樹 著)
っていうんですけどね。
いきものがかりというバンドでソングライティングとギターを担当する水野良樹さんが、いきものがかりデビュー10周年の際に企画の一端としてTwitter連載していた記事を書籍化したものです。
この本に出会うまではいきものがかりというグループの存在や楽曲はなんとなく知っていてもそれほど興味を持ったことはなくて。
有名なグループだし別に僕が聴かなくてもいいかみたいな捻くれた性格が根底にあったりもしてそれまで遠巻きに見ていたいきものがかりを、この本が一気に身近なものにしてくれた。
この本に綴られているのは、どこにでもいる少年がよくある理由でギターを手にして、よくある音楽活動を始めて、そこから巻き起こっていく奇跡のような、夢のような、でも本当にあるんだよねっていう現実感も満載のストーリー。
いきものがかりというバンドの活動を水野良樹さん視点で振り返ったエッセイ。
何かを目指して音楽を頑張ったことのある人や、青春を音楽活動と共にしたという人にはぜひ一度読んでみてほしい。胸を打つ名著だと思う。
そこに加えて最近見始めたアニメ作品がとても良くて、ものぐさな性格のため1クールの終わりのこの時期になってやっとこさ第1話を鑑賞した次第なのだけど、なんとボロボロと泣いてしまった。まだ1話なのに。
しかもなんだか走り出したくなった。
なんならちょっと走った。
好きなものを好きでいられる体力を、つけなければ。
自分の好きな自分でいられる体力を、つけなければ。
一人の作業は孤独で寂しいみたいなことを冒頭で認めたけど、辛くはないんだよ。
今の僕には必要な時間だと思うし、うっすら楽しんでいるんじゃないかなとも思っている。
必ず向かう。素敵な場所へ。
どんな場所かなんて今は考えなくていい。
走り続けていればきっと見えてくる景色がある。
夜の空気はまだ少し冷たくて肺を刺すけれど、運動を忘れた身体は重くて苦しいけれど、生きてるって感じがするこの日々を積み重ねていこう。
そして昨夜は制作に携わらせていただいた楽曲の発表があった。
誰かの素敵な場面に関わることができて嬉しかった。
この件については遠からず触れてゆこうと思う。
これからも頑張ろう。
さて、長くなってしまいましたが本日はここまでです。
おやすみなさい。寝ます。
はばないすでー!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?