くじら号は昼から夜へ
どうも五十嵐です。
先日2ヶ月に渡る小杉湯さんでの展示が終わり、搬出してきました。
こんなに長いこと展示したことないので、この状況では逆に長くやってたから自分のタイミングで来ていただく事もできて、小杉湯さんのお湯まで楽しめるという(五十嵐も期間中はだいたい風呂目当てで行ってました)
あっという間の2ヶ月でした。ありがとうございました^ ^
しかしながら搬出の際、ちょっとした事故がありまして。
8月に作品一部を入れ替えていた、青い横長の「くじら号」という作品。
2019年に制作したもので、ありがたくご好評をいただいておりましたが、搬出の際にいかんともしがたい汚れがついてしまったのです。
元がコチラ↓
ガツンと汚れが黒…アハー目立つ。
修復を試みて何度か重ね塗りした↑のですが、色が色なのでどうしても残ってしまう…。
これ以上青を濃くするのは違うような気もして、思い入れがないわけではないのでショックではありましたが、呪うべきは自分の管理不足。
その上、共通のテーマで同じモチーフを描き続けてるとかなら別として、
過去の作品を追う事が1番「おもしろくない」と思ってしまうタチなので、
いっそ塗り替えることに。
こうなったら楽しくなります。
ペインティングナイフ、最近描きたい雰囲気に近づきやすいので思い切りたいときに大活躍です。
くじら号であった事も残したいと思ったので、随分大きくしました。月も。
見る方がどう思うかはわかりませんし、前作を気に入ってくれた方には申し訳ないなとも思うのですが、
自分では今がいいと思えたのでショックからの上書きは成功しました。ヤッタネ!
第一買い手がついてる絵でもないんだから(販売委託はしてましたが)そんなビービー言ってもしょうもないだろう。いい絵描け!と自分を鼓舞しました。
替えがきかないものを扱う時は、細心の注意を払おう…と改めて教訓になりました。
ありがとうくじら号。ごめんよもう帰らぬ昼のくじら号。
あなたの清き一投が明日の五十嵐を生かします💁♀️