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【不妊治療記録vol.8】私、不妊なんですか?
27歳で結婚後、海外赴任、結婚式などイベントが一通り終わった31歳から妊活を始めた私と夫(35)。生理は超順調、生理痛も一切なし、婦人科検診も毎年クリア。私が不妊なわけがない!と思っていたけど実は”妊娠しない側”だった私たちの不妊治療記録。
まさかの不妊原因
卵管造影検査が終わり、診察室に入ると女医さんが座っており、その横には先ほど撮影した卵管造影のレントゲン写真が貼ってあった。
先生「お疲れ様でした。検査の結果、両側の卵管が狭窄しています」
私「きょ、狭窄ってなんですか?」
先生「詰まってはいないけど、卵管が狭くなっているということです。精子は卵管を通りますが、通りづらいと精子が卵子に辿りつきません」
毎月生理はくるし、生理痛なんか経験したことなかったため、タイミング法で妊娠しなかったのもタイミングがたまたま悪かっただけと思っていた。専門クリニックに通った後もすぐ夫側の精子に問題が見つかったため、夫の精子がちょっと元気なかったんだなと思っていた。
私「私、今まで生理も順調だったんですが…」
先生「生理とは関係ないです。卵管は検査してみないと分からないですから」
生理が順調に来る=妊娠できると思っていたため、それけではわからない原因があるとは全く知らなかった。まさか、私も不妊だったなんてーー。
先生「卵管狭窄なので、FT手術をしましょう」
私「手術!?」
健康優良児だった私は、手術の経験はもちろんなく、いきなり「卵管が狭窄しています」「手術です」と先生から言われても、パニックになってしまったのだ。
私「それって痛いんですか?手術ってしないといけないんですか?夫も手術するし、タイミング法でなんとかなりませんか?」
先生「卵管がここまで狭窄していると精子所見を解消しても自然妊娠は難しいです。手術しないなら体外受精ですね」
体外受精は聞いたことがあるが、注射をいっぱいするという漠然としたイメージがあり、人工授精もしたことないのにいきなり体外受精に行くなんてさらに驚いてしまった。「私、不妊なんだ…」と現実をさらに突きつけられた気がした。
先生「手術といっても、30分くらいで終わりますし、メスも使わずカテーテルだけです。静脈麻酔もするので大丈夫ですよ。保険も適用されます。両側が狭窄してるので30万円くらいですが、高額療養費制度があるので安く抑えられます」
淡々と説明する先生に、手術するほど状況は良くないんだ…とショックをただ受けていた。
卵管閉塞の原因
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