【わたしの妊娠記録vol.19】里帰り先での健診
ここまで来られた
最後に里帰り先の病院へかかったのは妊娠初期の頃だったため、お腹がおおきくなって胎動が感じられるようになり、こうして妊娠30週で戻られたのは感慨深い。ここに来るまでにエンジェルサウンズで心拍を聞いては安心したり嬉しくなったり、NIPTの結果を待つのにドキドキしたり、妊娠糖尿病に引っかからないかとそわそわしたり、色々な思いが込み上げてくる。それでも今のところ順調に来られたことに嬉しくなる。
「え!ちょっと!何これ!」
そんな感傷に浸っていると、エコー中の医者が大きな声をあげる。
医者「え!ちょっと!何これ!」
その慌てぶりに一気に不安に。でもエコーを見ると心臓っぽいのは動いているし、胎動もあるし生きてはいると思うのだが、何がいけなかったのだろうか。
医者「ゆるりさん、あなた逆子だね!」
逆子・・・?
確かにシンガポールで健診をしているといつも横位(赤ちゃんの頭が下の姿勢ではなく、真横になっていること)だとは言われていたが、妊娠30週未満での横位はよくあるので気にしないように言われていたし、特に私もいずれ頭が下になると思っていたので気にしていなかった。
医者「あなた今30週で、頭が上になっているから正真正銘の逆子だよ。これ早めに直さないといけないから今日から逆子体操やってね!」
どうして医者があんなに慌てていたかというと、この病院では妊娠28週くらいから逆子であれば逆子体操をして、30週くらいには元に戻るように指導しているんだとか。それで30週でも逆子の私に医者は驚いて、看護師から「ゆるりさんは里帰りなので・・・」と説明を受けていた。
逆子体操ってなんですか?
逆子だと帝王切開になる、というくらいしか知識のない私は、”逆子体操”と言われてもピンと来なかった。どうやら何かストレッチをするらしいということは分かるものの、具体的にどうしていいかわからなかった。
看護師にベッドに連れて行かれ、逆子体操の指導を早速受ける。
画像のように四つん這いになりお尻をあげるポーズをする。ここで赤ちゃんがふわっとお腹の中で浮くらしい。このポーズを10〜15分続けて、そのあとは右か左か医者から指定された方向にゴロンと横になり、そのまま寝る。もし家で横になる場合も、医者から指定された方向に横になるように意識する。そうすると赤ちゃんがくるりと回転するらしい。
しかしこの逆子体操、エビデンスがないのでお勧めする病院としない病院があるらしい。地味にこの最初のポーズを10分以上続けるのが辛くて、最初病院で看護師に指導されながら「えぇ、これ本当に毎日やるんですかあ」なんて泣き言を言ったくらいだ。
私の病院では1日1回寝るまえに行うように指導されていたので、とりあえずそれに従った。ちなみに私は右を下にして寝るように言われた。(確かにシンガポールで何も指導されていない時は左を下にしてばかり寝ていた気がする・・・)
一刻も早く直さなくては!
医者からも1日でも早く直さないと赤ちゃんが成長していくにつれ周りにくくなる、今すでに30週だから早々に対処すべきとすごい熱量で言われてしまった。逆子が直っているか確認するため本来は2週間一回の健診であるが、逆子チェックのために来週も来るように言われた。本当は病院で開催しているマタニティヨガも毎日が暇すぎるので参加したかったが、逆子の人は参加できないらしいので渋々参加を見送ったのだった。
次回は逆子チェックの話と医者にすごく説教されてしまったお話を書きます。(笑)では!