ゆるぽたの壺(2019年まとめ)
はじめまして
ゆるぽたです
以前のツイートからゆるぽたがどんな人か大体わかるnoteを作ってみました
簡単に言うと、存在そのものが癒しでありたいカオナシです
TLを遡った関係上、多くが10月20日前後のものですが、良くも悪くもどんな人か大体わかると思います
おっぱい(赤ちゃんプレイ)
スルピリドを処方するときに「副作用で母乳が出ることがあります」と説明したら、その後「ホントに母乳出た!赤ちゃんプレイできる!」と喜ばれた
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) September 19, 2019
_人人人人人人人人人人_
>赤ちゃんプレイの需要<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
ここで一定の割合で読むのをやめてしまう方がいると思います
いいんですよ
人間だもの
SNSとの付き合い方
インフルエンサーの適性として
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) October 22, 2019
ブレないこと
が挙げられる傾向があるようだ
ただし、ブレないことと、白を黒と偽り通すことは似ているようで本質的に異なる
誤った発信をしたら速やかに謝罪・訂正し、支持者のために自らの誤りを拡散できるようなブレなさを持つインフルエンサーは真に尊敬に値する
「嘘」と理解していながら拡散する
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 2, 2019
ということは悪意があるので、当然悪質
しかし、それよりも問題なのは
「真実ではない」ことを理解できず拡散する
ということで、これには悪意がない
(むしろ知らない人を助けたいという貢献欲ですらある)
誤った拡散を防ぐために必要なのが
メディアリテラシー https://t.co/xKjDhvr0e8
身につけるべき知識自体が誤っていると
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 3, 2019
ときに取り返しのつかない事態になるので
自分が必要としている知識を吸収するときは
出典(ソース)を明らかにして取捨選択した方が
誤った情報に踊らされる可能性は低くなる#メディアリテラシー
生き方が楽になる方法(私見)
心身の不調で困っている人への対応でやめた方が良いことは(一般の方が)主治医の役を引き受けてしまうこと
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) October 7, 2019
ネットやテレビで得た情報は、大切な人と本当に向き合ってくれますか?責任は?
…多分いつか限界が来ます
私はよくわからないから先生に相談してみたら?
と、主治医に丸投げで良いと思います
「もったいない」という言葉は
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) October 28, 2019
人に行動変容を促す上で非常に有用であると感じる
なぜなら人を直接的に否定することなく
本来その人が持っている能力の範疇で
よりよい選択肢がある
ということを示唆することによって
自主的に行動変容を起こすことができるようになる
チャンスになるから
気持ちに余裕がなくなると
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) October 29, 2019
日常生活における選択肢も狭くなりがち
うつ病などの場合
仕事を続けるか、やめるか
やめる=価値のない自分は死ぬしかない
という極端な選択肢のみ残ることもある
その場合は
保留
という選択肢を追加すると良い
判断力低下時に重大な決断をすることは避けたほうが賢明だ
死にたい気持ちを打ち明けてくれた人に対して
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 2, 2019
「死にたいなんて言わないで」
は、その勇気を否定する言葉
「そんなに辛かったんだね」
「でも私はあなたに死なれると悲しいな」
は、その勇気に寄り添う言葉
死にたい気持ち=悪いこと
という価値観を押しつけず
できるだけ早く専門家に相談して下さい
すべてにおいて恵まれている人
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 6, 2019
というものは実はこの世に存在しない
なぜなら
すべて順調にいっている人には
挫折
という価値ある経験が欠けており
それゆえ
弱者に対する理解や共感という点において経験的に恵まれていない
という矛盾が生じるためである
弱者をも理解しているものが真の強者である
その時点では逃げているように見えても
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 7, 2019
実は前に進むための撤退であることがある
長い目で見て
最終的に前に進むことができるお手伝いになる
それが私にできることであれば喜んでお手伝いしたい
時には勇気ある撤退は必要であり
必要時に撤退ができる勇気は
他に撤退を必要としている人の力になる
人は思い通りに行かないと
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 10, 2019
つい他人のせいにしてしまいがち
お互い気持ちに余裕がないときは特にそう
家族などの近い存在も特にそう
心の病気は人間関係が大事なのに
何かうまくいかないことを本人のせいにするのはもったいない
本人が悪いわけではなく悪いのは病気なのに#病気を憎んで人を憎まず
状態が安定してきていても
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 14, 2019
○○ができなかったらどうしよう…
と心配しすぎている患者さんには
まずはやってみてから考えませんか
と声をかけるようにしている
病状が悪いときにできなかったことは
良くなればできることもあるし
できなかったとしてもまたそのとき
一緒に考えればいいのだから
自分の人生が幸せでないと感じる人は
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 3, 2019
誰のために生きているかを考えて
他人の目に配慮して生きることも悪くないが
あまりに多くの価値観が存在するので
すべての人に合わせるのは不可能だし
自己犠牲が過ぎると自分のために生きる意味を見失う
嫌われてもいいから
自分のための生き方を探した方が楽
どうしようもなくなったときは
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 3, 2019
「なにもしない」選択肢を考えてほしい
うつ病でありがちなのが
①無理して仕事に行く
→病状のため思考が鈍り満足に働けない
→罪悪感
②仕事に行けない
→自分は役立たず迷惑をかける
→死ぬしかない
の二択
なにもしなくていい
生きていてくれればそれで良いから
「この人だけは許せない」
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 7, 2019
という感情は多くの人が感じたことがあると思うが、過去のことに長くこだわり過ぎると、時間的な損失ばかりか思い出すたびにストレスが繰り返されて精神面にも悪影響であり、生産性に乏しい
許せなくても良いので、過去の反省を活かして幸福の手に入れ方を考えた方が建設的
「生きていてくれてありがとう」
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 8, 2019
希死念慮(死にたい気持ち)の強い患者さんにはこの言葉をかけるようにしている
彼らが診察に来てくれているのは当たり前ではないし、自分に価値がないと考えている患者さんには少なくとも「生きていてほしい」と願った私の望みを聞き届けてくれたことは伝えたいから
人であっても物であっても
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 9, 2019
長年大切にしてきたものを
手放さなければいけないとき
一番受け入れるのが苦しいのは
それらを失うこと自体より
長年共有してきた思い出のほか
費やしてきた時間・金銭・労力など
自分が一時期生きる意味とほぼ等価の
自分の人生の一部を失うことを
恐れるためかもしれない
心の傷がない人なんて本当はいない
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 12, 2019
傷を持っている人の対応がそれぞれなだけ
傷を見せびらかして同じ傷を持つ人がいないと悲しむ人
同じ傷を見つけて安心する人
傷を必死に隠す人
傷を直視できないがゆえに人を傷つける人
でも多くの傷を持ちながら笑顔で傷ついている人に寄り添える生き方は美しい
自分をわかってほしい、大切にして欲しい
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 15, 2019
と思うのなら
誰かをわかろうとする、大切にする
ということをした方が良い
大切にするということは
自分が相手を独占しようとすることや
自分の価値観を押し付けることではない
相手の価値観や気持ちを尊重すること https://t.co/JNk7F0yDrc
とても体調が悪く見えなかった人でも急に休んでしまうことがある
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 16, 2019
真面目だったり使命感が強かったりして仕事を断れないタイプの人が表面上ずっと耐えてきた反動で瓦解してしまうパターン
身近な人にさえ弱音を吐けない人の止り木があって救われればそれで良いと思う
もちろんそれが精神科であっても
仕事が激務すぎるとき「みんな同じ位大変だから」という理屈で諭されることがある
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 19, 2019
そんな職場はすでに危険
人手不足で激務なのは雇用主の管理責任下であり、人員補充など真に必要な労働者への配慮がなされないことを「善意の搾取」で解決しようとする職場ならやめるべき
自分の身は自分しか守れない
休職や退職の判断を鈍らせる悪循環を呼ぶのが
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 19, 2019
「今自分がここからいなくなったら困る人がいる」
という人質的存在である
それは同僚だったり顧客(医療者の場合は患者)だったりするが、責任感の強い人ほどこの存在を無視することができない
でも、それよりあなた自身の人生が壊れないことの方が大切 https://t.co/A5HdfOvUPy
いなくなるときに安心して欲しいのが、本当にあなたを必要とする人がいるのなら、たとえそこにあなたがいなくなってもあなたに会うためにいずれ相手の方からコンタクトをとってくれることもあるということ
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 19, 2019
そこで関係性が切れてしまうようなら、片想いだったことにして人間関係を整理する良い機会かも
世の中には完璧な人は存在しない
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 28, 2019
全知全能の神ですら
全人類に信頼されているわけではない
という意味においては完璧でないのに
人間ごときが完璧であるはずがない
よって
一見完璧に見える人間にも
必ず何らかの歪みは存在する
完璧に見えるとしたら
単に見えていないか見ようとしていないだけ
「意見をハッキリ言える人」の
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 29, 2019
組織にとってプラスな人とそうでない人の見分け方
プラスな人
・自分の利益よりも組織全体の利益を考えて意見を言う(この利益とは経済的利益だけでなく人的リソースへの配慮も含む)
・批判する場合は改善のための具体案をセットで提示する
・表立って人格否定をしない
人からのお願いや誘いをどうしても断れないタイプの人は「主治医のせいにしてもらうよう」おすすめしている
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 30, 2019
自分の意思で断るわけではないので本人の罪悪感は減るし「主治医に止められている」時点で無理に誘う人は減る
そもそも言語化しても事情を察することができない人はそれ以上関わるべきでない
患者さんとの距離感の取り方次第では
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 31, 2019
治療関係上問題が生じることがあるので
適度な距離感の上で良い関係性でいたい
これはむしろ偏見の逆で
持続可能な関係性を保って真摯に向き合いたいからこそ
どの人間関係も同じで
家族、恋人、友人など
近すぎて苦しくならないよう
すべてに適度な距離感がある https://t.co/Ye4tjvWs4A
精神医療に対する考え方
初診の時には必ず趣味を聞くようにしています。
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) September 13, 2019
なぜなら趣味の話を振ったときに教えてくれる勢いがその患者さんの心の健康度(精神状態)の指標にもなるから。
うつ「最近はそういうのはあまり…」
躁「最近はものすごく多趣味になって、ホットヨガとキャンプとスノボとボルダリングと(以下略)」
再診時にも定期的に趣味や仕事の調子を聞いて行くことも大切
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 8, 2019
うつ
「何をやってもうまく行かない」
「前はできていたやるべきことができない」
「前は好きだった◯◯ができない」
躁
「すべてがうまく行っている」
「アイデアがどんどん湧いてくる」
「寝てる時間ももったいないと思う位働ける」
薬を処方するときは、ほぼ必ず
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) October 23, 2019
自分やこの患者さんの生活リズムならその用量用法で内服できるかどうか
をシミュレーションしています
・寝る前の薬を忘れてしまう場合は睡眠薬以外の処方だけなら夕食後にする
・夜勤のある交代勤務の場合、時間に関係なく起きたら朝食後、寝るとき就寝前にする
など https://t.co/q2CZwgwubl
精神科医をやっていて得したこと
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) October 24, 2019
・コミュニケーション力が鍛えられる
(話の進め方、切り上げ方、まとめ方等)
・急性期をやるとストレス耐性も上がる
・あらゆる経験が臨床能力につながる
(経験値が高いほど共感できる事柄が増える)
・多少のお茶目や失敗は経験値獲得のためで片付けられる#私見
病状が悪いために
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) October 28, 2019
どうしても隔離や拘束などの行動制限が必要な患者さん
制限を開始する時点で
・安全な入院生活を送る上で支障があるので仕方なく行っていること
・こちら(治療者)としてもやりたくてやっているわけではないこと
・病状が良くなれば必ず制限を最小化すること
を説明することが重要
薬を拒否する患者さん
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) October 28, 2019
・過去に副作用があったなら苦痛に共感する
・現時点で薬がなぜ必要か改めて説明する
・副作用が出たら教えてほしいこと、教えてもらえれば対処することを保証する
・どうしても納得してもらえない場合は内服か注射を選んでもらう
こうした対話が後々の信頼関係に大きく影響する
統合失調症の幻聴をTwitterで例えると
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) October 30, 2019
実在のリプ(現実の会話)と実在しないリプ(幻聴)が混在しているため、時に実在しないリプにリプ(独語)してしまうことがあります
実在しない相手からのリプは他の人にはもちろん見ることができないので一人で誰かと会話しているように見えることもあります
また、実在しないリプの相手は単数の場合もありますが複数の場合もあります
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) October 30, 2019
リプの内容は悪口だったり自分の噂話だったりと不快な内容が多いので、それが多くなると監視されているような感覚に陥り、「盗撮されている」などの妄想につながることもあるかも知れません
もちろん、これは病気のせいです
また、実在しないリプが余りに多すぎると情報量が多すぎて思考が混乱(思考障害)することがあります
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) October 30, 2019
そこから実在しないリプをミュートしてくれるのが抗精神病薬という例えにしてみました
残念なことに現代医学では100%ミュートできない方もいるのですが、治療が早ければ早いほど経過が良いとされます
知人が自殺をほのめかしたり
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 9, 2019
自暴自棄で他人に違法行為に及んだりするが
入院を含む受診を拒否する場合の方法は概ね3つ
①家族が同意できる場合
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(以下法)33条(医療保護入院)
②自傷他害の恐れが切迫している場合
→警察に通報
→法29条(措置入院)
③静観 https://t.co/ROf74on8Cc
なお、なぜ任意入院が選択肢にないかは自明で
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 9, 2019
本人に入院の意思がないと成立しないから
逆に言うと、同伴して病院へ連れていき結果責任を取れる覚悟もないのに専門家・近親者以外が過剰に関与する事は危険
救うどころか、関与した人間という病歴上の変数を増やして複雑化させてしまうこともあるため
(ちなみに、措置入院の際の警察官による通報(法23条)、緊急措置入院、措置入院前における精神保健指定医診察については、文字数の関係上説明を割愛させて頂きました)#精神保健指定医の先生方ごめんなさい
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 9, 2019
精神科医は一見誰にでもできる
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 16, 2019
仕事で手を抜きたかったり
お金だけ欲しかったり
そういうモチベーションで
精神科医を選ぶ人は確かにいる
話を聴いて薬を出しておけば良いのだから
でも、お金と暇だけを求める医師より
患者さんが好きで助けたいと本気で思う
医師が増えてほしいし自分もそうありたい https://t.co/NdRWfqW1Nt
精神科のウソ・ホント
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 18, 2019
(その1)
精神科医は薬をたくさん出すことで儲けようとしている
(ゆるぽたクリニックの場合)
ウソ
院外処方の場合
処方せんにかかる診療報酬はほぼ一律
よって出される薬の数と儲け(収益)はほぼ無関係
むしろ最近の診療報酬改定で
出せば出すほど減収になることもある https://t.co/N2QiCf91bw
精神科のウソ・ホント
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 19, 2019
(その2)
精神科医は薬漬けにして患者を依存させようとしている
(ゆるぽたクリニックの場合)
ウソ
病気によって再発率が異なるので最終的に薬をやめることが妥当な場合とそうでない場合があります
続けるメリットとデメリットを説明した上で相談して決めるようにしています https://t.co/dTsOa5Zl1X
このツイートの真意
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 19, 2019
患者さんの様子や会話など
一挙手一投足からの情報収集が
経験により飛躍的に効率化されるので
短時間でも病態が把握できるようになる
薬の決定もまた然り
一見するとそれらの行動は
自然に行われているように見えるので
誰でも簡単にできるように見えること
があるということ https://t.co/wAz77qZxMr
睡眠薬減量に際して
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 20, 2019
錠剤を粉末にして乳糖に混ぜて減量
という方法も考えてみた
ゾピクロン系(アモバンやルネスタ)は
乳糖に置き換わったのがバレても仕方ない
と思っていたのだが
ゾルピデム(マイスリー)でも
乳糖に置き換わった時には
味が変わるのでわかるらしい#患者さんが教えてくれたこと https://t.co/eIHiybfIZb
抗うつ薬内服中のうつ病患者さん
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 23, 2019
「最近なぜかすごく調子が良くて
何をやってもうまくいくんです」
精神科医(初心者)
「それは良かったですね」
(よし、本人も喜んでいるしこのまま続けよう)
精神科医(上級者)
「それは良かったですね」
(軽躁か?主剤(メインの薬)変更も視野に入れよう)
精神科カルテの特徴
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 28, 2019
話題が右往左往すると内科等では大抵医師はそれを要約してカルテに記載する
しかし、精神科では逆にそのまま記載しないと病状がわかりづらくなることがある
患者さん本人の言葉を無意識に主治医が整理して記載すると
思考障害(連合弛緩)や迂遠などの症状が
マスクされるからだ
例えば「内服したくない」という患者さんにはまず理由を聞く
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 9, 2019
「副作用と依存が怖い」
ということなら
出やすい副作用から順に説明して教えてくれれば対策をとれること
薬を一時的に使う必要性といずれどうなれば減らしたりやめたりできるか
を説明する
不安の材料さえなくなれば納得頂けることは多い
精神科の薬(向精神薬)は
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 14, 2019
食欲増進、眠気などの副作用が有名で
悪い方向に受けとられがち
しかし、重症のうつ病や統合失調症では
食欲や睡眠がとれないことも多い
よって、併用する薬の種類を減らすために
敢えて副作用を治療に利用することもある#一般ウケしそうな医療トリビア
うつ状態の患者さんに休職を勧めると
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 16, 2019
「私が休むと職場に迷惑がかかるので…」
と拒否されることがある
しかし、実は人がひとり欠けた位でダメになる職場はさほどないし、思考抑制(決断力が鈍った状態)があるのならミスの増加や効率低下は容易に予想できるのでやはり休んだ方が正解であることも多い
「その人らしさ」というものがある
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 18, 2019
良くも悪くも長年知っている人が「その人らしさ」を失ってきていると感じた場合、精神疾患の初期症状である可能性がある
それは初対面の精神科医では気づけないレベルのこともあるので、身近な人の感じる「何かおかしい」という違和感は実はかなり重要なサイン
一番困るパターン
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 18, 2019
「他の病院で白くて丸っこい薬飲んでるんだけど一緒に飲んで大丈夫ですか?」
(なお、お薬手帳は持っていない)
さすがに大丈夫と言い切れる自信ないです…#白くて丸っこい薬#次回はお薬手帳持参でお願いします https://t.co/KbTLklvkLg
最終的に答えが出ない問題で悩んでいる方はたくさんいる
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) October 12, 2019
そんなときの精神科医としての仕事は、その解を探して与えることだけではない
なぜなら前提条件が解決不可能なのだから
ただ、その問題に対する苦悩に共感し、一緒に考える姿勢だけで救われる方もいるということも、また一定の事実なのである
ほっこりゆるふわエピソード(ネタ含む)
ある薬物を致死量まで内服して回復した薬物中毒(過量服薬)の患者さん
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) October 23, 2019
薬の本を調べてみたら私はこの副作用全部出てたんですよ
という
多分このお薬に関しては私よりも詳しくなっていると思いますよ
でも、もうやりたいとは思わないですよね
と言うと、その患者さんは優しく笑って頷いてくれた
希死念慮(死にたい気持ち)の強かった患者さん
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) October 25, 2019
先生に
「生きててくれてありがとう」
って言われたとき嬉しかったです
ありがとうございました
でも、本当にそう思いました
千「あなたの本当の名前はツムラ…」
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) October 30, 2019
ハク「 千尋、ありがとう。私の本当の名はツムラ当帰四逆加呉茱萸生姜湯エキス顆粒(医療用)だ。」
千「 とうきしぎゃく…か…ごしゅゆ…?」
ハク「ツムラ当帰四逆加呉茱萸生姜湯エキス顆粒(医療用)。ツムラ当帰四逆加呉茱萸生姜湯エキス顆粒(医療用)。」
湯婆婆:フン。
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) October 31, 2019
ツムラ当帰四逆加呉茱萸生姜湯エキス顆粒(医療用)
というのかい?
千:はい。
湯婆場:贅沢な名だねぇ。
今からおまえの名前は38番だ。
いいかい、38番だよ。
分かったら返事をするんだ、38番!!
千:は、はいっ!#処方医的には名前で呼んでほしい
患者さん
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 2, 2019
「気分が落ち込んでご飯が食べられないんです…」
空気を読まない精神科医(悪い例)
「ご飯が食べられないなら
パンケーキを食べれば良いじゃない」#パンケーキ食べたい#パンケーキ食べたい#パンケーキ食べたい#3000円の食べたい
医学生「うつ病わからん」
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 4, 2019
研修医「うつ病わからん」
専門医「うつ病わからん」
指導医「うつ病わからん」
???「必ず治る!すぐ治る!うつ病」
???「うつ病は甘え!(キリッ」#断言できるのすごい https://t.co/rlY96ZKxhm
2ヶ月前の私
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 5, 2019
「Twitterは承認欲求と自己顕示欲の渦巻く文字の羅列に過ぎず、関わる意味などない」
現在ワイ
「ヒャッハー!フォロワー増えたァ!Twitter最高ぉ!」#モブ化
ある若い女性の患者さん
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 8, 2019
診察終わって一旦診察室出たのに戻ってきて
泣きながら笑顔になって
「先生のところにきて良かったです」
こちらこそ
あなたが来てくれて良かったですよ
ゆるぽたクリニックは今日も平和です
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 19, 2019
元気になった患者さんから笑顔で
「毎日ここに来たいです」
と冗談で言われる程度には人気があります
「ぜひどうぞ」
と返したいところなのですが
他の患者さん達もたくさんいる手前
「また来週」
と泣く泣くお見送りしています#ちなみにレセプトは進みません
私のクレジットカード入れが
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 23, 2019
行方不明になってから早2週間…
今も彼らは元気にしているだろうか#思いを馳せる楽観主義者
■先程までの出張装備
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 23, 2019
E アイマスク
E 耳栓(片方)
スマホ充電器のケーブル
歯ブラシのパッケージ(ゴミ)
いくらかの現金
クレジットカード(1枚)
免許証
■家でお留守番
耳栓(もう片方)
スマホ充電器本体
お財布(本体)#重症#ミニマリストを超えたミニマリスト
おちこんでる
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 7, 2019
その文字が頭に浮かんだ時に
おちんこでる
ってわざと読み間違えると
少しは元気が出るかも知れませんよ#知らんけど
過量服薬で入院後
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 12, 2019
何回目かの外来まで辛かったのにきちんと用量用法を守って薬を飲んでくれて
「今回もよく生きててくれたね」
と言うと
「ウィッス!」
と照れ笑いして帰った患者さんの顔はどこか充実していた
こういうやりとりの積み重ねが
こんな自分も悪くないな
という自己肯定感を生むのだろう https://t.co/taKh14FZG6
【朗報】
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 24, 2019
紛失していたカードケース(残高それなりの額&クレジットカード複数枚)が無事自分のリュックから発掘されました
最高のクリスマスプレゼントになりました#ADHDシャーナイヤロ友の会 https://t.co/aSNJozR2It
ゆるぽたクリニックは今日も平和です
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 25, 2019
開業してしばらく慣れないうちは、お金を徴収するのをうっかり忘れてしまうことも多かったのですが
「今度からうっかりクリニックに改名しようかな」
と冗談で言ってみたら、その患者さんはその後来なくなりました
冗談は顔だけにしておこうと思いました#反省
ゆるぽたクリニックは今日も平和です
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 26, 2019
苦情が出ることはまずないのですが、ボランティアさんを含むスタッフに対して攻撃的な口調の患者さんが来れば別の医療機関をご紹介します
スタッフは当院の患者さんの健康状態をお守りする重要な立場なので、彼らを守るのが院長として当然の使命と考えるからです
一部の方から
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 30, 2019
精神疾患のフォロワー多くて大変そう
と言われることがあるが
過剰に権利を主張する(病気をアイデンティティ化して疾病利得にする)ような例外以外の方に対して
私はそんなことを感じたことはない
むしろ
そういった偏見と関わらなくて良い環境に身を置きたい
とすら思っている
事業に対する考え方
独自性が高いが親和性も高い異なる分野に精通する能力を最大限に活かせること自体が非常に希少価値が高いことなので、既存のテクノロジーを飛躍的に向上させることができる上、競合する相手もほとんどいないという独占市場がそこに生まれますからね#よくわかります#うらやましい https://t.co/aIqHbqwplU
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) October 22, 2019
年齢・経験年数至上主義の年功序列・終身雇用制だと、往々にしてこういったことが起こりますよね
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) October 23, 2019
経営感覚のない経営陣や院長クラスなどには特に危機感を覚えます
業務の効率化は、メリットとデメリットの観点からもむしろ歓迎されるべきで、保守的・曖昧な対応はその期間も含めて機会損失になります https://t.co/G8y272zvDB
合理的かつクリエイティブな発想が
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) October 23, 2019
リスク・ベネフィットの天秤にかけられる前に
前例がないから
と保守的な理由のみで却下されるような組織は
発展のための重大な機会損失を出している
という事実に気づくことすらできない
こうなると意見すら出されなくなる悪循環に陥るため、非常にもったいない https://t.co/xpbBGD72UP
ワンルームなど比較的安い
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) October 30, 2019
不動産は現金買いもあり
主要駅から徒歩3分以内など立地がよく
学区も優秀校学区で維持費も安ければ
将来的に自分の子等の住所にするなど
借り手がなくても使い道はある
安価ゆえに現金一括買いができて
金融機関からの信用が落ちないこと
も利点の一つ https://t.co/Uidtk25fEc
キャピタルが取りにくい新築はほぼNG
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) October 30, 2019
古すぎない中古で年数の割に状態が良く
メンテナンス歴や修繕積立金残高も十分にあり
管理費、修繕積立金、固定資産税の負担額も
低い物件で、賃貸で出しても利回り10%以上
の物件ならば一括買いの選択肢として十分
検討できる#ただし旧耐震基準は避けるべき https://t.co/JrP2V2Fm1Z
責任を追及されるリスクばかりを避けて先進的あるいは先駆的な行動をとることに拒絶的な人間が主流である組織があるとする
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 1, 2019
変わらない日常が送れることを最良の価値観とする人にとっての居心地の良さは世情が変化する以上いずれ崩壊する
変化を極端に嫌う風潮はときに安定とは正反対の代償を払い得る
IT関連を含むミニマリスト事業では
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) November 19, 2019
誰も真似できない独自システムよりも
誰もが手軽に利用できるシステムを
意識した方が良い
システム盗用のリスクは当然あるが
扱えるユーザーが増える分だけ
フィードバックがあるのだから
重要なのは創造力であって
創造物はいくらでもアップデートできるのだから
生保要否意見書が電子化しないこと
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 2, 2019
何かメリットがあるんでしょうか?#生保関連の書類電子化希望#共感できる人RT
もっと言えば
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 3, 2019
各種診断書、院外処方せんなども
電子署名を付加したPDF等で良いような…
そうすれば完全にペーパーレス化できてプリンターや切手封筒などすべて不要になりますね
万一プリンタートラブルが起こっても
慌てずに済みそうです https://t.co/v5l3Xki3f9
何の根拠もなく「うちは前からこのやり方だから」という理由のみで留まることは少しもったいないと感じる
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 21, 2019
価値観のひとつではあるが全員に押しつけるべきものではないし「旧きを愛でながらも変化を楽しむ」こともまた、ひとつの尊重されるべき価値観なのだから
生産性はその副産物のひとつに過ぎない https://t.co/A5HdfOvUPy
キャッシュバック申請はネットやIT限定にする、など工夫をすると電話や窓口対応に割かれる人的リソースを減らせ、現役生産世代に還元される流れや、還元の反復性(一度情報が登録されると次回からはそれを利用してほぼ自動申請できるようにする)も構築できる
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 28, 2019
働き方だけでなく制度も改革が必要そうだ https://t.co/3ohQbGlDSL
過剰な責任追及システムはむしろシステムを複雑にする
— ゆるぽた🍼精神科医 (@lapidpsycler) December 31, 2019
ちなみに私の場合
多少これまでの慣習に反してでも
大きな問題にならなそうな簡単な指示
(非医師や代行承認でも実施可能なもの)
については
「何か問題があれば私が責任取りますのでお願いします」
と代行を依頼しています#持続可能な働き方 https://t.co/UtQnZTfuAP
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