鬼様のブランチ 「脱毛しようかな、やめとこうかな……」

今回の鬼ブラ！
・まんまと広告に踊らされて、美しくなりたいと思ってしまう。

前回の鬼ブラ！
・暑いっ！ アイスを食わなきゃやってられん！！ から予算を割くぞ（アイス配り政策）

不安になってしまう広告

沙羅

私のスマートフォンには、よく脱毛の広告が出てくるのだが……。

右近

ああ、出てくる出てくる。うるせー！！と思ってる。

沙羅

ホッ、みんな出てくるのか。
何かの情報から、毛深いことを察知されたのかと思っていた。

右近

そんなこと察知しようがなくね？
ていうか、そうなの？

沙羅

グ……。
風呂で……此紀や万羽を見ると……「もしかして私は毛深いのでは？　それに、太っていて醜いのでは？」と思う。

右近

アンタそんな、ワンツートップみたいな女と比べたってさ。
アイツらは芸能人にも勝つくらいのナイスバディなんだから、参考にならないわよ。

沙羅

他の女が美しいことは、私が醜いことの言い訳にはならない。

右近

そんなブラック企業の標語みたいなこと言いなさんな。
そもそも、アンタは美しいし。毛深い？ とも思ったことないわよ。広告に踊らされてない？

右近はいつも優しいから

沙羅

うーん。
あっ、此紀、聞いてもいいかな？　あのう、脱毛……的なことはしているか？

此紀

それなりにしてるけど。

沙羅

その、一般的な処理以上のことは？

此紀

腕と足、脇、IOラインを永久脱毛してる。

沙羅

あ～っ、やはり意識が高い。
そうか、お前ほど元から美しい女でも、そういった努力を……。

此紀

どっちかっちゅーと「面倒くさいから」やったのであって、意識は別に。
ワンナイトチャンスは全部逃したくないし。でも「そんなカンペキじゃない方がグッとくる」という男もいるわね。

沙羅

私は……した方がいいのかな？

此紀

そこは自分で決めないと。やったらラクなのは間違いないけどね。
ただ、皇ギってVをやってるじゃない。