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タペストリー24 「このままだと不幸になる五人」

今回の織り方
蜂の残した針 22話の模様について
・難しい問題ほど残る。「このままだと不幸になりそうな者」トップファイブ

前回の織り方
・簡単に手に入れた杖は、きっと簡単に折れるぞ。それでも、使わなきゃいけない時もあるのだが……

おもしれー女は天然モノが強い


此紀

強火のおもしれー女ね、時月は。

刹那

おもしれ―女って美醜を重視しないことが就任条件だと思っていたのだが、「自覚的に美醜しか見ない」という価値観も確かにおもしろい。

ゴリゴリの面食いなのに、自分の外見には興味がないあたり、オタクっぽさあるわね。

オタクってそうなのか?

「参加タイプではなく摂取タイプ」っていう意味だけど、専門用語を知らんから、適当な言い方してるわ。

でもまあ、万羽がちょっとは元気になってよかった。横糸サンキュー。


当代の青柳は大阪っぽさがある


青柳桜子はビジュアルが判明しているのだったな。

性格も。青柳の女の中では、わりと気安いタイプっぽいわね。

青柳の本家って滋賀だったわよね? あきらかに大阪弁が入ってるけど。
光子のような意図的に作った喋り方というわけじゃなく、「身についたものが出てる」感あるから、勤務地かなんかが大阪なのかしらね。

お前もルートによっては大阪弁が入るから、「お前が青柳家ゆかりの医大に入れてもらった」ということなのかなあと思った。

受験して入っとるわい。

そりゃそうだろうが、「どこを受験するか」で大阪が候補に入ったのは、なんか理由があったからだろ。大学というより、住まいなんかを融通してもらったのでは?

どうだったかしら……そうだったような気もする。
東大に落ちたショックで、当時のことはあんまり覚えてない。

かわいそ……。

和泉以外の誰にも同情されるいわれはないわよ。


色舞側の気持ち


仏の顔の残機を全部使って、糸を噛めるだけ噛ませて、「虫にメッセージが下りた」程度か……。脈がまったくないまま、タイミング一本で通るかどうかね。
この模様はこれ以上触ると汚れるから、虫頼みしかない。

まあ、こういうカップルのほうがうまく行くのでは?
燃え上がって始まると、鎮火した時に終わるだろ。消し炭にならない道と考えれば。

燃えるのが楽しいんだけどね。
西帝が軽視した「イッパツ決めたれ」っていう皇ギのアドバイス、このタイミングに限っては、メチャクチャ有効よ。草食んでる場合じゃないわ。

今回、「性欲の話じゃない」って色舞自身がモノローグしてんだろ。

自称することは必ずしも事実じゃない。

引用回数多いな、弥風のそのセリフ。
それだけ、多くの場面に適用される真理ということか。


周波が合わない


これもまた、多くのことを一言で説明する言葉ね。

周波の合致を重視する者と、そうでない者のマッチングがまた悲劇を起こすわけだな。
たとえば和泉の周波がそもそも周りと合わないのに、宣水は宣水でさらに誰とも合わない。この親子はチューニングしても通信不能だろ。

時月というラジオの感度の高さが救いなんじゃないの。

しかし「和泉のチャンネルを受信しないこと」が、互いの幸福の条件という気がする。
こういうのはまあ、しょうがないとしか言えないのだが、ちょっと切なくはある。


負の選抜トップファイブ


桐生をいくらか立て直して、万羽も少しケアして、色舞に萌芽の兆しと。
和泉はあんたの元で、安泰と見なしていいでしょう。
あと残ってる、ヤバそうなフラグは?

控えてある。
以下の五人が、特に危ないと思う。

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