鬼様のブランチ23（無料回）
※旧22の無料部分を転載
今回の鬼ブラ！
・無料回。蝶のように舞えない 15話の感想と考察
前回の鬼ブラ！
・X版エピソード集 ＃１～６までの感想と考察とドン引き。
ああ………別にあいつを好いてはいませんが、すごく嫌いというわけでもない、まあ身内として、これはけっこうつらい……。
結局、皇ギ様が正しかったということですね。和泉さんは長老派として斎観を利用するつもりであったと。
いや、最初から利用するつもりというわけではなく「他意はなかったが、利用することも視野に入れている」であり、エスパーでも見抜けないタイプの悪徳というか……悪徳でもないからさらに恐ろしいのか。
私は別に、典雅様や松本さんのような「女性を苦手とする同性愛者」では（それほどは）ないのですが、これは…………女って怖えーと思ってしまったことを否めません。
東雲さんからの視線もしっかりとキャッチした上で、それを利用することも視野に入れている。
マルチタスクの恐怖……。
↑え～～～～。
皇ギに比べれば、和泉のやつは「自己犠牲の尊い思いやり」じゃないか！？ それが良いものと言っているわけではなく～。
これは俺がその利益を全部受ける立場だからそう思うだけ～？
正直、これまでは「この世界線の和泉、なんか茫洋としていてヤバいのではないか（そし鳥で子に発露するヤツをちょっと想起する）」と思っていたが、「思っていたよりもはるかに強い意図を有している」とわかり、好感度が上がったけどな～。まあ俺はそうか。
陰謀に思いを馳せていても、俺が「抱いてやればよかったナ」と言ったら全部忘れる、それもかわいい。
俺は推しを決めた。和泉。
14話で蘭香にしようと思っていたが、和泉にした。
↑まああんたはそうでしょうよ。
陣営として「右近」が認知されており、そしてそこの大将は、意外ときっちり地に足をつけていたのね。
あの説明のつかないやつは、マジで盗聴器だったのね。右近ってこういうとこあるわよね。神秘性がないというか即物的というか、ひとりだけド真ん中というか。
しかし相変わらず、単色の女ね。濃淡はあるけど墨一色という感じだわ。入り組んだことは考えない。「東雲の行く末」にしか関心がなくて、それでいて過干渉は避けようとしている。
いつも通りの「東雲の守護天使」でありながら、自身の趣味だか仕事だかもエンジョイしてて楽しそうで、「自分の周りを天国にする才能」を生まれつき持っている女よね。
皇ギは「周りを地獄にする才能」がエグい。……そしてきっと、これは生まれつきではない。さらに言うと、皇ギは「地獄の環境を安定させようとしてる」んだとは思う。それ以上の地獄にはならないようにという、善意？ 大いなる気持ちというか、イデア的にはマザーというか……そういう意図はある気がする。
弥風が過干渉タイプのマザーであったとしたら、皇ギは過保護タイプのマザーなんじゃないかしら？ アパートを売ったとしても、その金で外車を買おうとかいうわけじゃないでしょう。一族の運用資金に回すはずよ。わかるのよ、チャンネルが同じ女として。
弥風は魚の泳ぎ方にもいちいち文句つけたけど、皇ギは泳がせといて、釣られそうになった魚だけ引っ張り寄せるんじゃないのかしら。
上の弟は和泉に釣られそうになっているから確保、下の弟は色舞に相手にされていないからフリー。
↑右近様以外の神秘性も、実は各所で剥がされていますが、私が言うことでもありませんね。
しかし「全員で合わせて竜王」というのは、確かにウチの尊属の凶悪性をバチッと示す表現ですね……。
祖父は王座に座し、伯母が縦横無尽に動き、親父が斜め方向をカバーしてるのかな？ そして叔父が全員を成らせる。
「叔父を取る」ことの難度は低いですが、それ取ったって……というのは右近様が考えていらっしゃる通りですね。成駒のほうが絶対に強いというわけでもありませんし、少なくとも「基本的には無害な角行が一番怒るであろう」と示唆されている。この角行は過去に怒ったことがないため、搭載している火薬の量がまったく不明なんですよね。取らないほうがいいと思います。個鬼的な気持ちとはまた別の、オブザーバーとしての意見です。
↑俺は何度か「その角行のヤバさ」の片鱗を見てる（屈辱なのでリンクは張らない）。
しかし、皇ギ様をどれだけ良いように解釈しても、「沙羅さんにしてること」がナシになる動機って存在しなくないですか？
唯一「沙羅さんによって同じ目に遭わされた」んならまあそれはペイってやつでしょうが、そんなわけねーし。
しかし車に何を仕掛けてんだあいつは。絶対カーセックスしないようにしとこ。
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