タペストリー29 「事象は同じでもドブと花園」
今回の織り方
・蜂の残した針 27話の模様について
・性差の問題じゃない。この空気の違いよ
・此紀のおこポイントは明確
前回の織り方
・刹那を雨からよけて、万羽を弾丸からよける。弥風はいつでも忙しい
臭気と香気
前半と後半でだいだい起きていることは同じなのに、片やグロすぎ注意、片やドキドキわくわく展開だな。
それはあんたの感想だけど、前半の世界観はグロいわね。
嫌いなものが多い男
前半、怒涛の文句で始まるわね。パンとジャムとフレーバー紅茶と飴をバカにしている男……。
まあ、どれも言い分はわかるのだが、嫌いなものが多いな。この速度で四つ出るということは、あと百個あるだろ。
気難しいというよりは、生きづらそうな感性ね。
それで、白威はどれも好きなわけでしょう。合わないわね、ここの兄弟弟子は。
こいつの闇が底なしだ
そんで、ま~~た皇ギが正しかったヤツか。
支配されると苦しむくせに、支配されていないと「電極を刺してくれ、最悪、父親の手によるものでもいい」とまで思うの、一族でもっとも暗いところを這っている男なんじゃないの?
理解できん、俺は。マジでグロい。黒々としたナメクジみたいなの見た気持ちになった。
「電極による快楽の肯定派」ではあるが、豪礼に刺されるのは絶対に嫌だ。
白威が指摘したように、精神に異常が出ているんだとは思うわよ。さすがに、もっと安定してる時ならそんなことは考えてないでしょう。
言い方が最悪だということを承知して言うのだが……
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