【五感を育てる 8】「今ここ」を生きるために必要なのが、体感覚
こんにちは、まりこです。
自分の生きづらさをなんとかしたくて、
内面の癒しにあれこれ取り組んだ体験記を書いています。
日々の過ごし方を『思考優位』から、『体感覚重視』に切り替えてから、ようやく現実の変化を起こせるようになって来た私が、五感を育てるために実際に取り組んだことシリーズです。
・体に意識を向けることを意識する
・肌に触れるものを快で満たす
・嗅覚を意識して使う
・聴覚で感じる快・不快を意識する
・視覚情報の快・不快を知る
・五感と内臓感覚を紐つける
続きです。
五感に意識を向けることから始まり、五感を通じて自分の内臓感覚や感情に意識を向けるという、とても地味な自己観察を日々続ける中で、私はどれだけの快・不快に無頓着でいたかを本当に痛感しました。
自分の快・不快に無頓着であるということは、意識が外側に向いている状態です。
体の感覚よりも、「思考」「観念」が優位になり、
・こうあるべきだ
・こうするべきだ
・こうであれば幸せなはずだ
・こうであれば不幸ではないはずだ
と、今ここにないことに振り回されていくことになります。
もし、「幸福を感じながら生きる」、幸せで満たされた人生を送りたいと思うのなら、必要なのは「今ここ」です。
そして、「今ここ」を感じるために必要なのが、体感覚(五感と内臓感覚)です。
体感覚なしに、幸福を経験することはできません。
体感覚を伴わない幸福は、テレビでみるような実感のない幸福であり、あなた本来の、内側から溢れ出て満たされるような幸福にはならないからです。
過去の私のように、強HSPで、体感覚センサーぶっ壊れ系のタイプは、この幸福を感じるための体感覚をまず取り戻す必要があります。
そのために五感を育てる必要があり、
五感の感覚を敏感に感じても、怖いことは起こらないという時間をかけた確認作業が必要なのであり、
快に気がつくことで、どれだけの不快を我慢し続けているのかに気付くことが必要なのであり、
それらを通して、「自分を愛する」という自己愛を育てていくことが必要なのだと感じます。
人生を幸福に生きるためのベースは、「自己肯定感」と「健全な境界線」です。
毒親育ち、強HSP、過緊張の人は、この二つが弱いことが多いように思います。
実際、私自身、自己肯定感は地べたを這っていましたし、健全な境界線どころか、「そもそも境界線がない」という状態で生きていましたから、まずもって幸福など遠い夢の話でした。
だけど、自分が色々やってみて思うのですが、
「どんな状態からでも、人生はかならずリカバリーできる」んです。
わたしのいうリカバリーとは、「いまどんな状態にあったとしても、自分と向き合い、自分を愛すると決めていれば、必ず幸福を体現しながら生きる人生を実現できる」ということです。
毒親育ちで、44歳まで独身で、人並みの幸せは手に入れられなかったな、という後悔が強い私ですが、そういう過去の傷も全部含めて愛して受け入れて、満たされて生きていくことができるんだな、と確信したので、この「五感を育てるシリーズ」を書いています。
もちろん今の私も途中経過なので、まだまだ道に迷うこともあるでしょう。
だけど、この「五感と内臓感覚」が正常に働きだしたことで、「今は不安でも、大丈夫。体感覚を追いかけていけば、必ず魂の望む幸福を生きることができる」という確信を持てるようになったのです。
では次回、「なぜそこまで「体感覚」を重視する必要があるのか?」について書きます。
今日のまとめ
・「幸福を生きる」のに欠かせないのは、「今ここ」の感覚
・「今ここ」の感覚を得るには、体感覚が重要
・体感覚を育てることが「幸福を生きる」ことへの道標になる