心がざわつく、死がテーマのアート。
生きること、死ぬことについて真剣に考えたことはありますか?
(うわ、テーマが重っ!)
私は、死ぬ=怖いというざっくりとした感覚ですかね…。
多くの人は、そんなことをじっくり考えたことがないのではないでしょうか。私もその一人だったと言えるかもしれません。
今回、ダミアン・ハーストの作品を通して「生死」について考えてみました。
ダミアン・ハーストのテーマは「死」
ダミアン・ハーストの一番有名な作品は、死体のホルマリン漬けだと思います。
この作品は、生き物の死体をそのままの状態、もしくは輪切りにした状態でホルマリン漬けされています。死体に派手な装飾などがないため、「死」のメッセージ性が強く伝わってきます。
いかがですか。
どのようなことを感じ、どのようなことを考えましたか。
私が最初見たときは、「何これ?」という驚き、衝撃を感じました。
写真で見ただけでも、何か心につっかかるものがあります。実際にこの作品を見たら、また多くのことを感じそうですね…。
死体と聞くと、怖いイメージがすごくありますが、怖いもの見たさなのか、なんだかまじまじと見入ってしまう感じがあります。
興味がある方は、「ダミアン・ハースト ホルマリン漬け」で調べてみてください!ここでは紹介していない、輪切りの作品や真っ二つになり臓器が見える作品、首だけの作品があります。また、これもそのままのホルマリン漬けとは違った衝撃があります。
見た時には、「うわ。すごいなこれ…。」とあまりのインパクトに驚きが大きいですが、ゆっくり後から作品を振り返ると「死とは何か。」「生きるとは何か。」についてすごく考えさせられるような気がします。
「死ぬこと」「生きること」について考えてみた!
率直に思ったり、感じたことを言葉にしてみたいと思います。
まず、死ぬことや生きることは、この世にいるすべての生物、人間に共通していることにも関わらず、多くの人は死について考えること放棄しているように思いました。(私も含め!)
いつか絶対に来る「死」から逃れたいと、無意識に「自分は大丈夫」「今はそれは考えたくない」とその話題について蓋をしてしまっているかもしれないと思いました。
しかし、この作品を見て、「やっぱり生き物は死ぬんだ。」と心を鷲掴みにされ、つぶされるような感覚に陥ります。目の前で示されると、現実として受け止めないということを実感させられるのだと思います。
この作品は、そうした考えたくない「死」について目を向ける機会を与え、それと同時に「生きること」について考えさていると感じました。
死を意識すると、「どう生きていくか」つまり、「死ぬまでに残された時間を自分はどう使うか」をじっくり考えるようになります。
みなさんは、残された時間をどう使えば後悔なく最期を迎えられそうですか。
私は、「やってみたい!」と思ったことは何でも挑戦してみようと思いました。それが、後悔しないことにつながるように思います。
「やらない理由」をつけて、やらないようにするのは楽ですが、やってみると意外とできたり、失敗してもそこから学べることが多くあったりとワクワクします。
やっぱり、人生はワクワクしてなんぼですよね。
後悔しない最期を迎えましょう!
そんな考えるきっかけをくれるアートって最高ですよね。