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脳の観点から見る現代社会の課題

🫃世界中で肥満と2型糖尿病が爆増している。

🫨教室ではじっと座っているのが困難な子供が増えている。ADHD(注意欠陥・多動性障害)の診断が下る。

😰マイナス思考に陥り、不安を感じ、鬱やPTSDになってしまう。

これは今、世界で起きている紛れもない事実です。

では、なぜこんなことになってしまっているのでしょうか。それは、人類の進化の過程に原因があると考えられます。

そもそも、歴史で見るとほとんどが狩猟時代でした。好きな食べ物が簡単に手に入ったり、情報をすぐに受け取ったり送信できたりする世の中は、歴史的に見ればごく最近のことなのです。

つまり、現代に至るまでの長い狩猟時代に必要な脳の働きが人間には染み付いているのです。🧠
その染み付いた脳の働きが、凄まじい勢いで変化する現代の流れについていけないのも納得できる話です。

脳の観点から、現代の困り感を解き明かしていきたいと思います。

なぜ、肥満や2類型糖尿病が増えているのか?

それは、狩猟時代がなかなか食べ物にありつけない時代だったからです。
なので、ドーパミンやオキシトシンが出て食べたことに対する幸福感を得られるという脳の構造をする人の方が生き残っていくと言うことです。🤤💓

一方現代では、ファーストフードなど簡単に高カロリーな食べ物が手に入るようになったことが容易に想像がつきますね🍔🍟

食べ物が簡単に手に入るのに、食べたら幸福感を得られるという脳の構造が変わっていないので肥満や2類型糖尿病が増えることになっているということです。

なぜ、じっとしていられない子が増えているの?

すぐに他の事に気を取られることが、危険を速やかに避けることができることに繋がったからです。

何かあった時にすぐ反応できなければ、待つのは死かもしれません。そんな危険にすぐ気づくために、人は衝動性や活発性、感情で動くことが生きていくことが大切だったのです。🏃🏻‍♂️💨🐘🦣🦌🫏🦓💨

じっと座っていることが求められている学校教育を窮屈に感じるのはそういった脳の構造があるということです。

なぜ、ネガティブな感情が優位になってしまうのか。

それは、負の感情は脅威に結びつくことが多かったからです。人は恐怖を感じた瞬間、脳はコルチゾールとアドレナリンを放出する命令を出します。
そして、その脅威に即座に対応することになります。なので、ネガティブな感情がポジティブな感情に勝るのです。

ポジティブな感情は後回しにしてもいくらでも後から味わうことができるので、先延ばしにできるというわけです。

つまり、現代での困り感やストレスは、狩猟時代(これまでずっと)に生き残るために必要な脳の構造だったというわけです。
基本的にはそんな環境に合わせて進化していくものですが、その進化に追いつけないくらい現代社会の発展が目まぐるしいということです。
現代の流れに合わせて行動することは脳の観点から見ると、難しさがあるということですね。

世の中には脳の構造を利用したサービスが溢れているということがわかりますね!

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