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よく見て!絵画にはウソがたくさん🤥

最近絵の見方について投稿しましたが読んでいただけましたか?
まだの方はぜひ、ご一読ください!


だれもが知ってる有名な絵画に実はウソが紛れていることを知っていますか?
ウソというと大袈裟かもしれませんが、歴史的に誤った解釈をされ今でもその勘違いが一般的な知識として残っていることもあります。
本日はうっかり勘違いしてしまいそうな絵画達を紹介したいと思います!

これ、何時頃の絵?


レンブラント・ファン・レイン 夜警


さあ、この絵画何時ごろの絵だと思いますか?
🤔
「タイトルを見れば一目瞭然!夜でしょ!」
「絵の色合い的にも暗い感じがするから深夜とかかな。」
「えっ、あえて聞いてくるってことは夜じゃないのかな?」

そう。結論から言えばこれは夜ではありません!
しかも本当のタイトルも実は『夜警』ではないのです。
本当のタイトルは『隊長フランス・バニング・コックと副官ウィレム・ファン・ラウンテンブルフの市警団』
というタイトルです。
では、なぜ、夜警というタイトルになったのか。
そして、夜ではなければいつの時間帯のものなのか!

まず、時間帯ですがこの絵は昼間の様子を描かれたと言われています。
だとしたら、なぜ、こんなにも暗いのか・・・
それは、表面のニスが劣化して黒くなってしまったのです。
だから、もともとこんなに暗くはなかったのです!

ニスが変色して暗くなってしまった絵を見て、人々は夜の場面を描いたように感じ、『夜警』という通称が広まるようになったのですね!

現代社会の様子を暴く作品

エドゥアール・マネ 「鉄道」

一見、親子で鉄道を観にくる仲睦まじい親子の一場面を描いた作品のようにみえますよね。
でも、よーくみると、まず、鉄道というタイトルなのに鉄道が描かれていないのです。
これは絵を発表した当時、批判の対象となったようです。

では、マネは本当は何を描きたかったのでしょうか?
母親と思われる、膝の上には子犬🐶のような生き物と本が置かれています。
そして、母親の目線は娘の方に向いていません。
これらのことから、仲睦まじい親子というよりかは、現代社会の希薄な親子の関係を描きたかったのではないでしょうか?

少し深く絵を見てみると、最初に感じるものとは全く違う絵に見えてくるのは面白いですよね!


絵画には画家の思いが込められています。
社会的な背景や画家の性格などで、あえて素直に表現せずに、曖昧にしたりあえて逆の意味に捉えられるように描いたり、皮肉をこめて描いたりしています。
絵をよーーく見ることで、絵にこめられたウソを見抜き本当の意味を探ったり、考察したりするのも絵画の楽しみ方の一つですね☺️


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