遠近法って知っている?
遠近法って知っていますか?
(なんか聞いたことある!😲)
遠くの物を小さく、近い物を大きく、と奥行きをつくる技法のことです。
物事には何でも始まりがあります。
だから歴史って面白いですよね!
「遠近法」にも生まれた瞬間があります!🥴
今日は、その生まれた瞬間をみなさんでのぞき見しちゃいたいと思います!
遠近法ってそんなにあったの?!
美術の技法も時代が進むにつれて、どんどん進歩して行きます!
今ある遠近法はさまざまな種類があります。
透視図法(線遠近法)
空気遠近法
色彩遠近法
大きく分けるとこの三つになります。
①透視図法(線遠近法)
一般的によく知られているのはこちらの透視図法だと思います。
消失点を決め、そこに向かって収束するように描きます。
(消失点ってなんだよー!)
消失点とは、最終的に集まる一点のことです!
このマザッチョの描いた「貢の銭」ははじめて一点透視法という遠近法を使って描かれた作品だそうです!
②空気遠近法
山に登ると、遠くの方がかすれ見えたり、淡い青色に見えたりしませんか?
その方法を絵画に取り入れ、遠近感を出したのが、「空気遠近法」です。
どこに空気遠近法が使われているか分かりますか?
(あ!あのぼやっとしたとこか!⛰️)
ここですね!
③色彩遠近法
色彩遠近法とは、色の持つ心理的な作用や視覚効果を使った遠近法です!
赤、黄などの暖色系は前方に迫っているように見えます。
青などの寒色系は、後方に向かって吸収されるように見えます。
❤️上の赤は、迫ってくるように見えませんか?
💙一方下の青は、奥にあるように見えませんか?
やっぱり、レオナルド・ダ・ヴィンチは天才だった!
誰しもが知っている「モナ・リザ」ここにも遠近法がたくさん隠されています。
レオナルド・ダ・ヴィンチは知れば知るほど天才だなと思います。
まず、スフマートといって輪郭がぼかされていることで、空気の層を感じさせます。つまり「空気遠近法」が使われています。
また、人物には暖色系の色を、背景には寒色系が使われており奥行きのある対比を生み出しています。これは、そうですね!「色彩遠近法」です。
また、消失遠近法といって、遠くの物を明瞭に描かず、近くのものを明確に描く遠近法も使われています。
遠近法だらけの絵なのです!遠近法の大傑作ですね!
(さすが天才や…。)
まとめ
①透視図法、②空気遠近法はルネサンス期に生まれました。この頃は、いかに見たものをリアルに描けるかということを追求されていた時代です。
こんな技法を生み出す人間ってやっぱりすごいですよね。ぜひ遠近法にも注目してルネサンス期の絵画を楽しんでみてください😌