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本州最北端の地「大間崎」を目指す旅 国内旅行記・青森編Vol.3 ↑ネコいます
こんにちは、Tsuchinocoです。日本の色々な所へ行き、その場所の観光情報や感じたことを書き綴っています。
今回は青森旅第3弾、本州最北端の地「大間崎」と、道中で立ち寄った場所などを紹介します。
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■片道4時間半!本州最北端の地・大間崎を目指す
青森旅2日目。本州最北端の地、大間崎を目指すためにまずは弘前駅へ。
途中で服を見ると昨晩こぼしたラーメンの汁がべったりと付いているのに気付く(しかも蒙古タンメン)。最悪です。自分が悪いのだけど。
これから目指す大間崎は、弘前から公共交通機関を乗り継いで約4時間半。本州最北端にふさわしい所要時間です。
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まずはJR奥羽本線に乗って青森駅へ(約45分)。
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青森駅に到着。乗り換えまで少し時間があるので散策していると、有名な青森ベイブリッジを発見。なんだかSFっぽさを感じる佇まい。青森市は今回の旅は寄らないのでこれでお別れ。
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青森駅に戻って、青い森鉄道に乗って次は野辺地駅へ(約30分)。
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野辺地駅に到着後、次はJR大湊線快速に乗って下北駅へ(約40分)。
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大湊線は陸奥湾沿いを走る路線で、車窓からは広大な陸奥湾を眺める事ができます。だいぶ移動に飽き始めていましたが、非現実感のある景色がとてもよかった。
晴れも素晴らしいけど、ガンガン雪が降っていたらよりかっこいいかも。
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下北半島の玄関口、下北駅に到着! ここまで来るのもだいぶ長かったけれど、目的地はまだ先。長い。
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ここからは電車ではなくバスに乗車して大間崎方面を目指します。
バスにしばらく乗っていると地元のおじさま・おばさま達が続々と乗車。皆さん顔見知りのようで色々と話をしていましたが、7割くらいは何を言っているか分からなかった。これが噂の津軽弁ですかね。
思い返せばここまで五所川原と弘前で過ごしていたけれど、青森県は方言の癖が若い世代でも色濃く残っている気がします。電車のアナウンスで「次は~駅だす」と、車掌さんが口にしていたのには感動しました(笑)。
標準語に囲まれて生きてきた自分にとっては、それだけでも嬉しいのです。
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■下北半島の温泉・下風呂温泉
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下北駅からバスに乗ること約1時間。途中の下風呂温泉で温泉に浸かるために降車。旅に出たなら温泉の一つは入りたいじゃない。
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やってきたのは「海峡の湯」。かつて下風呂温泉の共同浴場だった「大湯」と「新湯」が閉鎖された後にできた施設で、どちらの温泉もここで楽しむ事ができます。
温泉はかなり熱めでぬったりとした触り心地。大湯には「ぬるめ」と「あつめ」があるのですが、あつめは熱くて5分も入っていられませんでした。
温泉内では、六ヶ所村在住のスペインの方とお互いカタコトの英語で交流。普段話せない人と気兼ねなく話せるから温泉っていいですよね。
温泉のあとは朝兼昼ごはんを食べるために地元の食堂へ。
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注文したのはなかなか珍しいあんこうのお刺身。下風呂温泉はあんこうの名産地。鮮度を担保できる場所だからこそ食べれるわけです。味は淡白でありながら甘味があって食感はコリコリ。まあ、下関で食べたフグよりはおいしいけど、なんだかんだ言って火が入っていた方がおいしい気がします。
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海鮮丼も一緒に注文しました。サーモンづくしで大満足。
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ごはんのあとは周辺をブラブラ。町中には頓挫してしまった大間線の線路と陸橋がありました。
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大間線はむつ市の大畑駅から大間町を結ぶ鉄道計画だったようですが、いろいろあって建設が中断されたみたいです。もし繋がっていたら電車で大間まで行けたのかも。
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漁港ではイカの季節になるとイカレースなるものが開催されるみたい。役目を終えた競争イカはそのあとはおいしく食べられてしまうそう。儚い……!
静かな町を散策したあと再び大間方面のバスに乗車。いよいよ本州最北端へ。
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■ついに来た!本州最北端・大間崎
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下風呂温泉を出発し、バスに揺られること約30分。ついについに、本州最北端の地・大間崎に到着!
あー長かった!! 手持ちのカメラで写真を撮ったあと、念のためスマホでも写真を…あれ……?
スマホがない……!!!
いくら探してもスマホが見当たらない。直近の行動を遡ってみると、おそらくバスにスマホを忘れてしまった、と気付く。
急いで今夜泊まる民宿の女将さんに電話をお借りして、バス会社に連絡すると、やっぱりバスにスマホを忘れてた。しばらくすれば折り返して来るとのことで、その時に回収できることに。本当に女将さん、ありがとうございます。
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バスが来るまで暇なので周辺をウロウロ散策します。大間といえば言わずと知れたマグロの名産地。マグロが一本釣りされているモニュメントがカッコいい。
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津軽海峡の向こうには北海道の函館が見えます。空を明るく照らす町の明かりがすごい。昔の人はここから見える北の大地のことをどのようにとらえていたのだろう……?
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いろいろと写真を撮影している間にバスの到着時刻に。無事スマホを回収できてよかった。これからバスはまた下北まで戻るとのこと。たとえたくさんの人が利用しなくても、走り続けるバスと運転手さん。かっこいいです。
■本州最北端の民宿「海峡荘」
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今夜泊まる海峡荘は「本州最北端の民宿」として有名な民宿です。
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今回泊まる部屋はこんな感じ。趣がすごい。
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この部屋は北向きで窓からは本州最北端ビュー!!! 嬉しい!!!
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夕食はすさまじいほどの品数! 海鮮を中心に色とりどりの料理がたくさん。いただきます。
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まずは全国に名を馳せる大間のマグロから。刺し盛りの内訳は大トロ、中トロ、赤身。大トロはサービスで一切れ多くいただきました。
味は脂身が多い部分ほどトロットロ、赤身は力強い味です。漁獲シーズンではないので解凍モノでしたが、元のポテンシャルが高すぎて全くそれを感じさせません。
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脂がノリノリのカマトロの鉄板焼きも美味! ホロホロと身がほどけていく。
昼ごはんが遅かったので、なかなか箸が進まなかったですが、一心不乱に胃袋に詰め込んでなんとか完食! 全ての料理が素晴らしいだけにもったいない味わい方をしてしまった。
お酒は注文できるのかが分からず、おとなしくご飯を食べていると、関西からお仕事で滞在しているおじさまたちに焼酎をいただけました。一期一会の出会いと酒に感謝。
さて、翌日。出発のバスが来るのは8時頃ですが、夜明け前に目が覚めてしまったので、早朝の大間崎を散策します。
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昨日の夕方とはまた違って希望に満ちた1日の始まりって感じがします。朝焼けの中、やかましいウミネコの鳴き声と、漁に出発する船のエンジン音が町に響く。自然も動物も人もすべてが力強い。とにかく平和でこの光景が永遠に続いてほしい。と感傷に浸ってしまいました。
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しばらくのんびりしたあと、バスに乗り込み大間崎を離れます。バイバイ大間崎。バイバイ海峡荘。この地を歩けたこと、この地で生活する方たちに出会えたことは自分の一生の財産です。
行くのは大変だけど、居心地が良くて最高の場所でした。必ずまた来ます。
さて、今回はここまで。次回は八戸で春を呼ぶ伝統行事「えんぶり」をみた記録を紹介します!
Tsuchinoco