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来たぜ長崎!世界に名を馳せる夜景を見に行く

こんにちは。日本の色々な場所へ赴き、その土地の魅力や感じたことを書き綴っています。

今回は約4カ月ぶりの投稿です。仕事が忙しくなかなか更新できずにいましたが、そろそろソワソワしてきたので更新再開です。

サボっていた期間中もたくさんの場所に行ってきたので、それをゆっくり吐き出せていいなと現段階では考え中です(やる気が続けば…)。

さて、今回から紹介するのは長崎県! 初上陸ということで、メジャーなスポットばかりですが、その記録をご紹介できればと思います!

1,000万ドルの夜景を一望!「稲佐山展望台」

長崎某所で仕事を終え、その足で長崎駅にやってきました。長崎駅は長崎本線(長崎~鳥栖/佐世保)、西九州新幹線(長崎~武雄温泉)の終点。

もちろん線路はここで終わり。終着駅ってロマンがありますよね。

駅前は大きな商業施設もあってきれい。もっと小ぢんまりとしていると思っていましたが、なかなかに栄えていてビックリ。

ひとまず近くの立ち飲み屋でビールをのんだあと、夜景が美しいという「稲佐山(いなさやま)」へ向かうことに。

調べたところ、稲佐山の山頂からの夜景は、香港、モナコと並び、「世界新三大夜景」のひとつに数えられており、超絶景なのだとか。

そうと知ったら確かめに行くしかない! 山頂へは麓から運行しているロープウェイでアクセスできるらしいですが、なんとなく面白くないので歩いて目指すことにします(この選択によってのちの後悔に繋がります)。

とにかく坂が多い街・長崎

長崎の街は中央の長崎港を中心に、両サイドがすり鉢状の地形になっています。そのため、街中には坂がとても多く、しかもそのほとんどがかなり急です。

山頂への道中、坂をのぼったら、また目の前に現れる坂、坂、たまに階段……。思わず「噓でしょ……」と口にしてしまうぐらいの坂の応酬です。

写真では伝わりにくいですが、凄まじい傾斜です

このとき、旅行の荷物(パソコン、衣類、カメラなど)をすべて背負っており、それも相まって超しんどい……!

ここに住んでる人たちは足腰がしっかりしているに違いない。泥酔状態でも家に着く頃には酔いが覚めそう(笑)。

野良猫がたくさん住む街・長崎

たくさんの野良猫が生息していることから「猫の街」として知られている長崎市。稲佐山への過酷な道中でも何匹もの猫たちを見かけました。

この猫もその中の一匹。迷いなしにすり寄ってくるほどに人懐こい子で、立ち去ろうとしてもトコトコついてきました。

九州旅ネットより

先述した通り、長崎市にはたくさんの猫が生息していますが、その約8割がしっぽがカクンと曲がった「尾曲り猫(またはそれに分類されるもの)」なのだそう。

なぜ尾曲り猫が多いのか? その理由は長崎の歴史にあります。

いまより300年ほど前、江戸幕府によって進められた「鎖国」。諸外国との外交などが厳しく規制される中で、人工島「出島」は海外との唯一の窓口であり、様々な物や人、文化が持ち込まれた場所として有名ですよね。

出島へ寄港するオランダ船には、輸送中の荷物を荒らすネズミを退治するために、船にはたくさんの猫がのせることが決まりだったようで、その猫が長崎で船を降りて繁殖していったことが、長崎市に尾曲り猫が多い理由とのこと。

ちなみに尾曲り猫のルーツは、インドネシアなどの東南アジア。オランダ船はインドネシア(ジャカルタ)を起点としていたそうで、そこから猫が持ち込まれたんですね。面白い。

猫が多いというのは自分にとっては幸せなことですが、そうは言ってもいられないのも現実。長崎市はかつて、全国で最も犬猫の殺処分数が多かったとのこと。(現在は約1割まで減少)

色々と思うこともありますが、とにかくここで暮らしている全ての猫たちがのんびりと、そして末永く生きていけるようになることを願います。

さて、登山道に戻ります。住居エリアを抜けると山道?道路?に出ました。ここからさらに上を目指します。

頂上への道中にはスロープカーの線路の下に沿った階段も。歩いていないと出会えないこういうちょっと変わった道や階段がとても好きです。

さて、歩くこと1時間半ほど、稲佐山山頂および展望台に到着しました。まだ日が落ちていませんが、なかなかの絶景です。

展望台には鶴のモニュメントも。長崎港はその特徴的な形から「鶴の港」と呼ばれていたそうで、その縁から置かれているとのこと。ハートの形をしているのでカップルに人気でしょう(たぶん)。

日没までダラダラしてさあ夜景を見に行きます。果たして世界に名を馳せるとは……!?

おおー! これはすごい!!! 世界に名を轟かせるのも納得の絶景です!

ここで同じく世界新三大夜景のひとつである香港の景色を見てみましょう。

同じ夜景でも全然違いますよね。長崎港は香港よりも小ぢんまりとしていますが、港と街のコントラストが素敵。

夜景を望める展望台は平日であるのにも関わらず、かなりの人で混雑していました。

大変な道中を歩んできたからこそ感動はひとしお。体力に自信がある人は歩いてくるのもいいかもです。ただ、本当に過酷なので夏はおすすめしません(笑)。

絶景をしっかりと目に焼きつけたあと下山します。

帰りはロープウェイを使いました。流石に。

今回はここまで。次回は長崎市のグルメについて紹介します!

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