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第23話 女の友情

みなさん、こんばんは。湯る子です。
いかがお過ごしでしょうか。
湯る子は先週、高校からの友達に一年ぶりに会ってきました。そして、女の友情ってどんなのだろとふと文字に残したくなったので、今日はそのお話しを描きたいと思います。
そのお友達はもう数年前に籍を入れて、もうすぐ1歳になる怪獣ができて、母になりました。彼は父となり、小さなお子を二人で育て、友達もあっという間にしっかり者の大人いりをしていました。

そのお友達と湯る子は、地元愛知の高校を卒業し12年くらい経つので15年来の仲。大学は違えど、親元を離れて二人とも関西の大学に進学。そして、卒業とともに社会人で上京しました。大学の頃は、京都の友人宅で鍋をつつき、神社仏閣を巡り、恋愛話に花を咲かせ、京野菜を囲んでああでもないこうでもないと無駄話を。社会人では、20代から30代にかけて、仕事や恋愛、家族のことを話し、落ち込んだり、喜んだり、歌を歌ったり、励ましたり、意味もなく飲み屋をはしごたり。東京の街の速さと共にあっという間に時間が過ぎていきました。独身女子旅で憧れのパリ、スペイン旅行にも。二人ともポンコツで日付けを間違えて航空券代20万円を水に流したりも。

そんな自由奔放で何にも縛られていなかった独身20代のゴールデンタイムを気軽にご飯やお茶に誘える友達がいたことはとても心強い。
女子は結婚や出産をすると優先順位に違いができ、疎遠になるというが、ご多聞にもれず、なんとなくご飯に気軽に誘わなくなり、旦那さんの仕事の都合で友人が神奈川に引越しをし、これまでの気軽さはなくなって他愛のない話をする頻度も徐々に減っていった。

そんなこんなで時は経ち、久しぶりに会った時、お互いの話していなかった時の経過に何があったのか、何に困っているか、何が大変でこの後どうしたいか、そういうまたなんてことのない話しを忖度なくだらだらと話した。それをうんうんと聞いた。お互いがちゃんと一生懸命に生きて、いまを大事にしっかり生きていることを確認し、それをお互いに喜び、励ます。そんなことを繰り返してお互いのことを確認する、そういうことをしている。

昔のような自由奔放な気軽さはないが、そこには自分で選んだ一緒にいると決めたパートナー、作り上げたい家族、社会への貢献であり繋がりである仕事、そして自分がしたいこと、したくないことの折り合いをつけて、自分なりの幸せをつくっていく意志を尊重していく強さと助けあい、みたいなものがある気がした。

湯る子





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