YOASOBI 1st LIVEレポート
2月14日にYOASOBIの1stライブが行われた。
まず、怪しげに工事現場の会場にバンドメンバーが入っていく。その様子はまさに、今回のライブタイトルであるkeep out theater
(立ち入り禁止の劇場)であった。
観客は何が起こるのかと引き込まれていったところで、ikuraちゃんのソロの『あの夢をなぞって』でライブは始まった。
工事現場のステージに彩る花火は、どこか儚かった。
曲ごとに、照明、スモークなどさまざまな工夫を凝らしてあるのがYOASOBIの音楽を引き立たせていたので、ライブならではの演出が映える。
さらに、現実と同じ時間軸で行われていることが分かるように、度々、引きの映像で、輝く会場と電車が通る駅を映し出していたのもよかった。
初々しいMCトークもこの1stライブだからこそ聴けるものであって、その場に立ち会えたことが貴重な時間だった。
最後の曲が『群青』でライブを閉めた。
この曲を最後に聴いて、また明日からもなんだか頑張れそうな気がした。
そんな最後にふさわしい曲だった。
エディングでのこだわりもまたすごかった。
工事現場の壁や床にスタッフの名前を書くというエンドクレジットはとても斬新であった。
今後、曲数も増えて更にライブに深みが増すだろう。何より、お客さんを入れたライブ会場で、YOASOBIがどんな進化を遂げるのかとても楽しみになった。
追記:2021/2/16 エンディングのことを追加しました。
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