サッリの監督解任は必然なのか。
先日の、リヨン戦で敗れ、ベスト16でチャンピオンズリーグから姿を消したユベントス。
そして、その次の日、わずか1年の指揮で解任されてしまったマウリツッオ・サッリ。
彼の解任はユベントスにとってよいものだったかどうか考えていきたい。
①スクデットを取ったけれども…
ユベントスは、今シーズンで9シーズン連続となるセリエA王者となった。しかし、今シーズンは、絶対王者が追いつめられそうになったのは事実だ。インテルの復活、アトランタ、ラッツィオの成熟があり、再びセリエAのクラブが強くなってきていることもある。こうなると、今シーズンは、安泰だったとしても、来シーズンはとこの3クラブだけでなく、ローマ、ミラン、ナポリなども力を上げてくることも考えられる。そうなると、今シーズンもだいぶ苦戦してしまっなので、ますますスクデット獲得は難しくなることが予想できる。
②余剰戦力
ユベントスは、フリー獲得(移籍金0)での獲得がうまかったり、よい選手を安価でとったりするのが、うまい。しかし、監督が毎年のように変わってしまえば、そのようなことができなくなる。
例えば、今シーズン、ドルトムントへ移籍してしたエムレ・ジャンは、最初の1シーズンは
アレグッリ監督の元でコンスタントに使われ
ていたが、サッリ体制になると、戦力外になってしまい、移籍することとなった。
アレグッリ体制のときに、移籍が決まったラムジーも当てはまる。サッリ体制では、怪我の影響もあり、今シーズンなかなか出番を得られらていない。そして、一部の報道では、ピルロ体制では、構想外との噂も出ている。
確かに、これはフリーでとってきて他のクラブに売却するので、他の選手をとる資金にもなってよいので、さすがユベントスといったところだ。しかし、今後もこのようなことが続くと、いくらユベントスでも、来たがらなくなる可能性が出てくることも否めないのではないか。
そして、今回、サッリ体制のときにとってきたアルトゥールは、ピルロの元でうまく起用されるか注目したい。
まとめ
結論から言うと、今回のサッリ解任は、来シーズンのスクデット、Cl獲得の可能性を考えたら、よかったかもしれない。だが、ピルロも短期で解任されることになってしまうと、マイナス面が大きくなり、実績のある監督が来なくなるようなことも考えられる。
長期的に勝てる監督なのかどうかをみきわサッリを招聘する前に、現有戦力でうまくやってたアレグッリを年俸を上げてでも残すのが、賢明だったかもしれない。
今後、ユベントスはどうなるのか。来シーズンのピルロ新体制でどのようなものを見せてくれるか注目したい。
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